南部陽一郎(なんぶよういちろう)ノーベル賞 ノーベル物理学賞 | 新明解だいがく生かつ辞典 -反省堂- 風の谷の13番目の大学生

南部陽一郎(なんぶよういちろう)ノーベル賞 ノーベル物理学賞

南部 陽一郎(なんぶ よういちろう、1921年1月18日 - )はアメリカ合衆国の物理学者。シカゴ大学・エンリコ・フェルミ研究所名誉教授。米国科学アカデミー会員。ノーベル物理学賞を受賞。


1960年代に量子色力学とヒッグス粒子の分野において先駆的な研究を行ったほか、弦理論の創始者の一人としても知られます。
日本の東京府にて生まれ、2歳のとき福井県福井市に転居した。1970年にアメリカ合衆国に帰化しました。2008年現在、シカゴ大学物理学科および同大のエンリコ・フェルミ研究所において名誉教授、大阪市立大学名誉教授。福井市名誉市民などの称号を持っています。


旧制福井中学校、第一高等学校を経て、1942年に東京帝国大学理学部物理学科を卒業。

1949年に大阪市立大学理工学部助教授、翌1950年に教授となった。1952年に渡米し、プリンストン高等研究所(当時の所長はロバート・オッペンハイマー)を経て1956年にシカゴ大学助教授、1958年に同大学教授になった。1991年にシカゴ大学エンリコ・フェルミ研究所名誉教授となりました。
1978年、文化勲章受勲。1982年には、アメリカ科学界最高峰の栄誉とされるアメリカ国家科学賞を授与されました。
1970年に後藤鉄男とともに南部-後藤の弦理論(ひも理論)の提案をおこなったが、正しくないことが証明されました。しかし1984年にマイケル・グリーンとジョン・シュワルツが発表した超対称性を加味した弦理論(超弦理論)によって、再び表舞台に現れました。
自発的対称性の破れ」の発見によって、2008年にノーベル物理学賞を受賞しました。


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