どうしようもない鳩山首相 | オーナーの独り言

どうしようもない鳩山首相

 今日の京都の天気は晴れ。空気も暖かく、館内を全開にして、暖かい空気を取り込んでいます。そうしないと、また明日から天気は下り坂。そして気温も低めと、過ごしにくい気候になってしまいますのでね。


 さて表題の件。いや~、本当にひどい首相ですね、鳩山さんって。今までの首相もかなり酷かったのですが、鳩山さんはその中でも酷さという点では図抜けていますね。


 何が酷いって、口では言いたい放題なのに、全く行動が伴っていないところです。その典型例は普天間基地の問題で、先日核兵器削減関連の会議で隣にいたオバマ米大統領との10分間の会談でも軽くあしらわれたとのこと。


 私は別にアメリカの肩を持つわけではありませんが、いくらなんでも様々な利害関係が渦巻くこの問題について、何の打開策も示していないにもかかわらず、「5月中に解決したいので、よろしく」と言われても、アメリカ側から見れば、どう反応したらいいのか分からないでしょう、普通。


 きっと鳩山お坊ちゃんのことですので、これまで自分の手で政策課題の中身についてしっかりとコミットした経験がなく、下が手を動かし、自分は下からの報告を受けるだけで回っていたのでしょう。ですから、自分は期限だけ切れば、後は下の者がうまくやってくれるに違いない、と思っているのでしょう。


 でも普天間の問題は、地元の問題、アメリカとの問題、そして国防政策上の問題など、多くの視点から検討を加え、その中での最善解を導出しなければならないという、極めて難しい問題なのです。しかも一旦日米双方および地元で合意した内容をひっくり返してしまったわけですので、それ以上のものが求められるのです。


 個人的には、鳩山首相は一刻も早く退陣すべきと考えます。それは、鳩山ママからもらっていたオカネの問題ではなく、首相本人に首相をやるだけの最低限の資質に欠けていると思うからです。


 歴代の自民党の首相の多くは、自分の資質の限界に気づいていたのでしょう。ですから無謀なことは口にせず、ただただ現状維持の政策決定を行うのみでした。鳩山首相も、自分に改革を進めるだけの見識と能力がないと自覚できていれば、現在の普天間の混乱に見られるような、情けない事態を引き起こすことだけはしなかったと思うのです。


 個人的には、これも日本の政治をより良いものにするための、必要不可欠なプロセスだと思うのですが、それにしても本当に酷い首相ですね、鳩山さんは・・・。