雨が続いてますが、みなさんどうおすごしですか?私は読書などして過ごしています。

いまのお気に入りは、ヤマシタトモコさんのひばりの朝。何も悪いことをしていないのに、1人の女の子が他人からの悪意に満ちた悪口や根も葉もない噂話のせいで、だんだんと人生の色んなことを諦めてしまうという、ダークなお話です。

登場人物の大半がひばりを見下したりバカにしたりしていて、多勢に無勢とは卑怯で姑息と思うのですが、どこかスキが多くのんびりやな主人公は、憤りを感じたり現状打破することもなく、自分は所詮そういうものなのだと諦めているのです。
ひばりが余りにも色んなことを「どーでもいい」と流してしまうので、読み手としては(もっと怒れよー!ひばり悪くないだろー!)と思うのですが、ほとんど喋らないひばりが唯一出した自己主張が

「ほっといて」

なので、なんとも言えない気持ちになります。勝手にひばりを悪者にして見下し集団で悪口を言う、ひばりは悪口を言われ傷付きながらも心を閉ざして、生きる。なにも知らないのなら関わらないで、無関心、無関心、無関心、そうならざるを得なかったひばりが可哀想で……。何が1番可哀想かって、ひばりは他者に微塵の悪意もなく悪口を言うこともなく、ただ静かに目立たないように生きているだけなのに、妬まれ悪口を言われ、他の誰もが自分は正しいと思い込み、ひばりをバカにしたり傷つけにきたりするのです。くだらない正義感振り乱してそれがまるで正しいみたいな顔をして、ひばりの苦悩や悲しみを何も知らないくせに。傷つかないとでも思っているのか、はたまた傷つけても良いものだと思っているのか。

どうせ、きっと、たぶん私が悪いんだろうから

ひばりはまったく悪くないのに悪いもの扱いされて、それを諦めている様が気の毒で…数々の他者の悪意によって居場所がないと感じるひばりは、幸せを掴むことが出来るのか…。

ヤマシタトモコさんはキャラクターの心情を表現するのがとても上手なので、読むとちょっと鬱に入ったりする作品ではありますが興味がある方はぜひ手にとってみてください。
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氷の朔日

古く宮中では〈氷室の節会(ひむろのせちえ)〉といって氷室に保存した氷をこの日に食べる行事があり,江戸時代に民間でもこの日を〈氷の朔日〉といい,正月の餅を氷餅にして保存し,この日に食べる習俗がある。〈歯固め〉などと呼び,歯が丈夫になるという。また,この日をムケノツイタチと呼び,現在も,この日に氷餅やあられ・いり豆などを食べる。

6月1日は氷のついたちともいうそうで、歯を丈夫にするために硬いものを食べる日なんだそうです。

六月といえば梅雨ですが、福元は雨女です。ツーリングの予定をたてると8割くらい雨が降ります。残りの内の1割は体調不良です。年をとってメンタルがすぐに食欲に出るタイプになったようで、今現在冬に貯めたミートテックを夏に向けて脱いでいる所です。

最近ツーリング好きのとある患者さんから「歯医者って怖い所なのに、それでもあなたが患者さんに慕われとるっていうのは中々すごいことっスよ。」と言われて不覚にも目から雨が降りそうになりました。バイクに乗る度に毎日その言葉を反芻しています。本当にありがとうございます。

さて、雨女な私ですが、先日やっと無事に建部の方へツーリングにいきました。
山田デリという、話題のカフェにいきました。休みの日にカフェなんて、なんとも女子力高そうな感じですね。そんな女子力高い私が山田デリで食べたのが
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牛ハラミ塩だれ丼
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牛ハラミ塩だれ丼
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牛ハラミ塩だれ丼



です。

H氏に女子力高くねーよ!みたいなツッコミを受けながら、ご飯大盛りで注文。さっきメンタルが食欲に出るとか書いてあったけど、気のせいだったかもしれません。半分ぐらいH氏が食べてくれたので、全部私が食べたんじゃないんだからね!!!

そしてH氏が注文したのがなんと
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モッツァレラチーズのハンバーグとサラダパンのセット



あれ?こっちのが女子力高くね?

店員さんも始め牛ハラミ塩だれ丼持って来てくれた時に、H氏の前に置こうとして「あ、彼女のです。」って言われて困惑していたようです。

ただ、適応能力の高い店員さんだったので、その後抹茶のチーズケーキとミルクティーを追加したらH氏の前に置いてくれてました。いやデザートは私が食べたくて注文したんだけどね。そうだよね、牛ハラミ塩だれ丼食った女がそんな女子力高いチーズケーキとか食べそうにないよね。
そして毎度、食う前に写真撮れよ と。
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ちなみにケーキは大半H氏が食べてました。気に入ったようです。なんとも女子力の高い。

その後帰りに日本一たい焼きというお店に寄ったのですが、わらび餅を購入しました。美味しかったです。あ、もちろんたい焼きも美味しかったです。
肝心のわらび餅とたい焼きの写真撮るの忘れたので、誰も顔だしてない顔出し看板の画像を貼っておきます。なんとも哀愁が漂ってますね。
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そして帰りにエディオンに寄ったのですが、シルバニ◯ファミリーの大きなお人形があって心が踊りました。実は私お人形すきなんです。なんか、こう、中に何かが入り込みそうな感じが良いですよね。
そんなシ◯バニアファミリー森のマーケット。近寄って見てみたら。
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何かに感染している……

この時に私は咄嗟に「シルバニ◯ファミリー森の中でバイオハザード」と呟きましたが、H氏は「シルバニ◯ファミリー森の黒死病」と呟いていました。発想は大体同じです。

ちなみに社会で習ったと思いますが、黒死病とはペストのことです。

ペストとは、人間の体にペスト菌が入ることにより発症する伝染病です。日本では感染症法により一類感染症に指定されています。

かつては高い致死性を持っていたことや罹患すると皮膚が黒くなることから黒死病と呼ばれ恐れられ、14世紀のヨーロッパではペストの大流行により、全人口の三割が命を落としました。
いわゆるパンデミック(爆発感染)というやつですね。


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 人々は病気が伝染するのを恐れるあまり、患者との視線が合うだけでも伝染すると信じるようになっていった。誰もお互いを信じなくなり、この症状が出た家では家族は患者を見捨てて逃げまわった。親は高熱で苦しんでいる子供を見捨て、子供も親を容赦なく見捨てた。家族のきずなは崩壊していった……

~シル◯ニアファミリー森の中のバイオハザード~

この設定意外と売れるんじゃないかな?とH氏に言ったところ、「あぁ、そうだね。」と流されました。女子力もスルースキルも高いなんて嫉妬しちゃいますね。


感染症といえば、おなじみの虫歯と歯周病も感染症です。
ひと昔前は歯科医院といえば「虫歯を治す所」でしたが、今は予防が主流になってきつつあります。

子どもさんを検診に連れて来られる患者さんは、「自分が歯で苦労したから、子どもにそんな思いをさせたくない」とよく言われます。素晴らしいことだと思います。

乳幼児期から、仕上げ磨き、歯医者さんでフッ素の塗布など徹底し。
甘いお菓子のダラダラ食べも、虫歯の原因になるので、そういうこともさせないよう注意し。
子どもさんの歯を健全を保ち続けている素晴らしいお母さんたくさんいらっしゃいます。

「虫歯になりやすいかどうかを判定する検査で、この子なりやすいと言われたのですが心配です。」
そう言われるお母さんのお子さんは、一目で大切にされているのが分かるほど歯がピカピカで綺麗でした。

「虫歯だらけの私達親の子どもなので、虫歯なしは避けられないだろうと半分諦めていたのですが、がんばってケアしてきて良かった。」と嬉しそうなお母さんお父さんを見ると、ほっとします。こちらまで嬉しくなります。

もしあなたがお父さんお母さんに、毎日仕上げ磨きをしてもらって虫歯を経験したことがないのなら、とてもとても愛されています。
一度虫歯を経験した子も、お父さんとお母さんがたくさん歯磨きをして、その後虫歯が出来ないようなら、それはとてもとても素晴らしいことです。

歯磨きは面倒臭いことかもしれません。歯間ブラシもフロスも、手間かもしれません。
そんな面倒で手間なことを、しっかり毎日出来るということは、本当に本当に素晴らしいことです。

大袈裟かもしれませんが、歯磨きは愛です。
自分の歯を磨いて綺麗にすることは、自分を大事にしてるということです。子どもの仕上げ磨き等をしっかりして、虫歯を作らないというのも愛です。





歯磨きは愛です。