歯は姿勢・バランスにも影響 | 咬合(噛み合わせ) 身体の歪み 側湾症 態癖(生活悪習癖)
[歯は姿勢・バランスにも影響]

(NHK ためしてガッテン  2011年2月9日放送)


入れ歯を「入れた時」と「外した時」で違いがあるのか、総入れ歯の女性に
協力していただいて実験を行いました。

すると、入れ歯を外しただけで、力が入りにくくなるだけではなく、体の
バランスを崩しやすくなることがわかりました。


なぜこのようなことが起こるのか。
実は、私たちが姿勢を保つのに重要なのが、上顎に対する下顎の位置
だったんです。


入れ歯を入れていないと、
噛み合わせられないために下顎位置が定まらず、身体のバランスもフラフラ
してしまうんです。

一方、きちんと合った入れ歯を入れると顎の位置が定まり、バランスを
取りやすくなると考えられています。

身体のバランスを保つためにも歯は重要な役割を果たしていたのです。



試しにこんな実験を行いました。
20~30代の男女にプールに集まってもらい、足に浮輪をつけて、うつ伏せの
状態でプカプカ浮いてもらったところ・・・

下顎の位置を右にずらして噛むと、体全体が右に動くという興味深い現象が
起こりました。
左にずらして噛んだときは、体は左側へ・・・。

興味のある方は、プールなどでぜひお試しを!