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昔付き合ってた子は、モンスターハンターに無茶苦茶ハマっていた。

いっつも「友達と狩りしてくる!」って言って、僕と遊んでくれない。
混ぜてもらうためにブックオフで中古のソフトを買い、なかば無理矢理集会へと乗りこんだ。

しかし、その集会で僕は永遠の孤独を味わう事になる。

「クエストにエントリーして!」と仕切り屋の女が言うのでなんかそれっぽいところにいくのだが、一向にエントリーできない。

みんながイラつき始めたころ、驚愕の事実が判明した。

奴らが遊んでいたのはセカンドGとかいうバージョンの奴だが、僕のはガチのモンスターハンターだったのだ。
バージョンが違うため(しかも下位互換無し)、僕は物理的にクエストに参加できないという事実が判明した。

その後、みんなが「回復とっていいよ!」とか「ピヨってる!ピヨってる!」とか騒ぐなか、
僕は孤独に草食動物をぶち殺し、イノシシに吹っ飛ばされ、肉を焼いた。

狩りをしてもひとり。

そして、イヤンクックに14回ほど殺されたころ、僕はモンスターハンターを引退する事にしたのであった。

そんな思い出 in MY HEAD。
これは、泣いてもいいですよね。うん。



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