時間感覚を研ぎ澄ますのに変化が必須なのです

寒い朝。

雪がしんしんと降っております。

東京の11月の初雪は54年ぶりだそうで。

僕が上京したのは1983年で、

雪といえば

84年の1月に東京で何十年ぶりかの大雪が降った時のことを

思い出します。

あの時は数十センチの積雪があり、

交通網も大混乱したのではなかったかしら。

無邪気な大学1年生でしたから、

何の問題もなかったですが・・・。

※今朝のたまプラーザ駅から。

昨日は久しぶりのオフでした。

少々ディープなトリートメントをやっていただき、

心身共に順調であることを実感します。

時間の感覚が一層スピードアップし、一瞬一瞬の大切さを

痛感するのです。

ところで、「魔の山」の主人公、

ハンス・カストルプの思考に次のような節があります。

習慣とは、時間感覚の麻痺を意味する。あるいは少なくともその弛緩を意味する。青春期の歩みが比較的ゆっくりとしているのに、それ以後の年月が次第にせわしい急ぎ足で流れすぎていくというのも、この習慣というものに原因があるにちがいない。新しい習慣を持つことや習慣を変えることなのが、生命力を維持し、時間感覚を新鮮なものにし、時間の体験を若返らせ強め伸ばすということ、それがまた生活感情全体の更新を可能にする唯一の手段であうことをわれわれは心得ている。
～トーマス・マン作／高橋義孝訳「魔の山・上巻」（新潮文庫）P222

時間感覚を研ぎ澄ますのに変化が必須だというのです。

新しいことにチャレンジすることも同じく。

御意！

さすがは（ノーベル賞作家）マンの見解は深いですね。

幾つになってもそういう志を忘れないようにしたいもの。

日々加速する時間の中に在ることを意識し、

有意義な時間を過ごそうとあらためて思うのです。

今日も健やかに。

ありがとうございます。

※そういえば、ボブ・ディランが

ノーベル賞授賞式の出席を辞退したそうですね。

うーむ、さすがディランと言いたいところですが、