子どもの能力というのは計り知れません。

ひとりひとりが違って、ひとりひとりが素晴らしく、

それぞれに才能を秘めています。





ところが、僕たち大人はこれまでの自分の経験や

常識というものに縛られて、

ついついその芽を摘み取ってしまうことが

往々にしてあります。

いわゆる「優等生」でない子に限って

大人の勝手な認識でそういう目に遭うことが多い。





でもですね、よく考えてみましょう。

「優等生」って何なのでしょう?

たまたま学校プログラムの5教科が

オールマイティーにできたり、

あるいは体育や美術が得意だったり・・・。

そういう現象に過ぎません。





昨今、世間的には「自立心」とか「主体性」を重視する

ことが謳われますが、教育のシステム自体が

なかなかそうなっていないというのが現状。





理由あって学校に行けない、行きたくないという

中学生や高校生も実は多かったり。

その理由を理解してあげられるかどうかも鍵ですがね。





時折、そういう子どもたちが僕のワークショップ

門を叩きます。

彼らは何に長けているのか?

もちろんひとりひとり個別の長所を持っていますが、

共通するのは「内観力」なのです。

例えばコミュニケーションが苦手なお蔭で

「内省力」が高まったり、

いわゆる勉強に興味が持てない、苦手なお蔭で、

学校では重点的に教わらない能力が開花したり。





僕はいつもそういう子たちに必ず言います。

「大丈夫だから」と。

そして、心配する親御さんにも同じように言うのです。

何か得意なことがあり、自分を省みる力があれば

まったく何の問題もない。大丈夫。





先ほど、1年半前にZERO を受講してくれた中学生に

会ってきました。

相変わらずです。でもこの子はすごく運が良い。

それに得意なことだってあるし、内省力もある。だから大丈夫。





そういえば、つい数日前、同じ期に受講した高校生の

お母さんからもメッセージをいただいてました。

ようやく自分のやりたいことを見つけたようで、

目の色が変わったように動き出したそうです。

この子にも、母親にも僕はずっと言ってました。

同じく「大丈夫だ」と。





ちなみに、2人の子どもたちに共通するのは

「道を知った」ということです。

そしてその子たちを支える大人たちに必要なこと、

とにかく「待つこと」です。

待ってあげられるかどうかが鍵ですかね。





午前中は春めいた天気でしたが、午後から雨。

この雨がまた気持ち良い。

ありがとうございます。





先日訪れた中尊寺の観音堂です。

不思議に神々しかった。





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