【0702】熱中症を防ごう!を掲載しましたが、万が一、練習中のグランドでも、日常生活でも、「熱中症の疑い」があれば、以下のような応急処置を心がけていきたいと思います。
日本サッカー協会「サッカー指導教本」より
最初の判断は、「意識の有無」です
意識が「もうろう」としていた場合、直ちに救急車を呼びましょう!
→熱中症は死に至る疾患であることを忘れずに!
→ショック状態の時は、頭を低くすること
意識がはっきりしていたら、次の3項目を
涼しい場所で休ませる
冷水、氷で身体を冷やし、周囲よりあおぐ
水分補給をする
→湿度の高い状態では、汗が蒸発しにくくなるため、水分補給のみではダメ!湿度が高い時には、とにかく身体を冷やすこと!
以上が、日本サッカー協会「サッカー指導教本」で紹介されているものです
<あわてないために>
氷などで冷やす場所はどこですか
ポイントは3ヵ所です。首回り、脇の下、足(ふともも)の付け根です。ここには太い静脈が流れており、身体の中から効果的に冷やすことができます。また、氷やペットボトルなどで冷やす場合、必ずタオルなどの布を巻いて、直接当てないようにしてください。
水分補給は、どう飲ませた方がよいですか
子どもには、自力で飲まさせてください。自力で飲めない場合、意識がもうろうとしている可能性があります。直ちに救急車を呼びましょう。
救急車を呼ぶべきか迷います
意識がない、もしくはもうろうとしている場合、迷わず救急車を呼びましょう。また、症状が改善傾向の中で、「救急車を呼ぶか」「病院へ行ったほうがよいか」と迷った場合、東京消防庁「救急相談センター」(24時間年中無休) #7119(もしくは多摩地域042-521-2323)に連絡してください。医師や看護師、救急隊経験者などの職員が相談対応してくれます。
<参考となるホームページ>
環境庁「熱中症環境保健マニュアル」抜粋
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual/2-3.pdf
東京消防庁救急相談センター「#7119」
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm
「#7119」リーフレット
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/img/leaf_2.pdf