あるメンズが入ってきた。
よく見たら、独立前に働いていた美容室の後輩だ!
「いや~、宮川さん。 お久しぶりです」
ん~、懐かしい!
この彼とは一時同じ店舗で働いて、夜、売り上げを入金しに
行くときなんか、僕が「じい、車をまわせ!」と言うと、
「はい! お坊ちゃま。 ただいま!」と店の前にチャリンコ
を乗り付けてきたもんです。 で、2ケツで夜間金庫に入金
に行く途中、「じい、もっと速度を上げろ!」「はい!お坊ちゃま」
なんて、アホな事言いながら楽しんでました

そんな彼が何しに来たかと言うと。。。
すぐ分かりました。
「宮川さん、僕そろそろ独立しようかと思ってるんです。
近いうちにお話を聞かせてもらえませんか?」
やっぱね

まぁ、彼も30歳くらいだっけな? そんなこと考える年になった
ってことですね。
ま、こんな僕でよければ喜んで!ってことで携帯番号を
教えておきました。
しかし、なんやかんやで、よく独立の相談を受けることが多いです。
こちらとしても出来る範囲で力になってあげたいとは思うわけで。
で、知っている限りの話をさせてもらい、時間を割いてお話する訳ですが、
大抵の場合、出店したとたんに連絡がパタッと来なくなるんです。

慣れない社長業で大変なんでしょうが、ちょっと寂しく思えるのも事実です。
とか、言いながら自分がした失敗を少しでも情報として伝えてあげたくなる
んですよね。 可愛い後輩ですから。
世の中、「知らなくて損をすること」はそんなになくても、「知ってると得をする
情報」って山ほどあるんですよね。
もちろん僕がその情報をすねて知ってるとは言いません。
でも、これから独立しようって動き出してる人よりは、ほんのちょっとは知って
るのかな?って思います。 それを少しでも伝えることが僕の先輩としての務
めかな?って思うんです。
ま、なんにせよみんなには頑張ってもらいたいもんですね。
独立って「する」より「潰さずに成長させる」ことの方が何倍も大変ですから。