公式 (第592話)
底辺×高さ÷2。
三角形の面積の公式である。いつ習ったのだろう。小学校低学年の頃か?
今日、夢を見た。
私は学校の教室にいた。
校庭では他のクラスの子らが体育の授業中。
「ここからあそこまでは何メートルあるのだろう?」
そんなことを考えていると友人の一人が身を投げ出し、
「まずは、この垂直を測ってみよう」 と言い出した。
と、次の瞬間、下からロープが投げられてきた。
「おーい、こいつで測ってみろよ」 と。実にナイスタイミングである。
友人が真っ逆さまに落ちないように、私と他2,3のメンバーで彼を抑えた。
「今、こいつの命は俺たちが握っている」 そんな怖いことは考えず・・・。
私は算数はまあまあ好きな教科だった。しかし、
公式や方程式といったものは色々習ってきたがほとんど覚えていない。
サイン・コサイン・タンジェントなど何時間も勉強したはずなのに、その意味すら記憶にない。
潜在意識のどこかには記録されているのかもしれないが。
習ったこと、覚えたことを、必要なときにいつでも瞬時にポンポン取り出せる頭脳は私には備わっていないようだ。
まあ、30年も使わなかったのだから、そんなもんだろう。
何!?
「俺様は底辺×高さ÷2も忘れていたぞ」 だと?
ハハハ・・・、
それは恥ずかしすぎるので、自慢しない方がいいと思います。
(*^▽^*)