前回からの続き・・・

 【関連記事】: 相次ぐ首都圏脱出大手企業 その6 関西拠点に本社代替機能を強化:アリコ、新生銀行

 今回は、首都圏では有名過ぎる森ビル一族で、兄弟不和により独立した森トラスト。
 大手食品メーカーで、首都圏移転を強く勧められながらも、頑なに大阪本社を守ろうとするハウス食品。

 どちらも、興味深い動きを見せています。






<2012年4月1日 森トラスト 仙台支店に続き大阪支店開業 三拠点強化へ>


森トラスト、4月から大阪支店開設


 森トラスト(本社・東京都港区)は4月1日から、大阪支店を開設する。

 東京、仙台、大阪の3拠点体制強化の一環。関西圏での営業力強化が目的。なお、既に仙台支店は開設している。

 大阪支店の所在地は、大阪市淀川区宮原3の5の36新大阪トラストタワー。


↓元記事 朝日デジタル(住宅新報社)
http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN201203290002.html



 タイムスタンプが見当たらないので、念の為にプレスリリースを入手。


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 写真1 : 森トラスト プレスリリース 1ページ目


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 写真2 : 森トラスト プレスリリース 2ページ目


↓元記事 森トラスト プレスリリース
http://www.mori-trust.co.jp/pressrelease/2012/20120329.pdf


 上記の写真を確認して頂ければ、2012年4月1日の話と確認出来る。
 興味深いことに、組織図を見ると仙台支店と大阪支店は他の事業部と同列に並んでいる。
 どうせなら、仙台本部、大阪本部と改名してみてはどうだろうか・・・・


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 写真3 : 大阪支店がある 新トラスト大阪タワー


 写真は建設当時の物と思われるが、1994年竣工。
 他に高層ビルが有り過ぎて目立たないが、新トラスト大阪タワーは新大阪駅の目の前にある。






 続いてハウス食品。






ハウス食品、大阪を見捨てず 東京への本社移転は見送り

2012.10.3 12:00 [食品]


 平成5年に東西両本社体制に移行して以降、本社機能の東京一本化が取り沙汰されてきたハウス食品が、東大阪工場の跡地(大阪府東大阪市)に本社ビルを新設していることが分かった。大阪から東京へ企業の本社移転が進む中、同社は創業の地の大阪にとどまることを決断した。

 ハウス食品は23年に東大阪工場を奈良工場(奈良県大和郡山市)に統合したのを機に、東大阪工場跡地に6階建て(延べ床面積6378平方メートル)の新本社ビルを建設することを決定。来夏の完成を目指し、既に着工した。同社は東大阪市にも大阪本社の存続を伝えた。

 登記上の本社所在地は大阪のままとし、人事部や財務部、総務・法務部、資材部などの機能は大阪に残す。これらの部門は東大阪市内の複数のオフィスに分散していたが、新本社ビルの完成に合わせて集約するとみられる。

 ハウス食品は9年に東京本社ビル(東京都千代田区紀尾井町)を建設。大阪本社ビルは昭和37年建設当時の小さな社屋のままだった。このため、地元の東大阪市などから、東京への本社移転を懸念する声が上がっていた。

 地方税の法人事業税や法人住民税などの税収を考えると、本社が残ることで地域に与えるメリットは大きい。

 ハウス食品は販売やマーケティングなど「東京にあった方がいい機能はすでに移転済み」(同社)で、浦上博史社長も東京を拠点としている。

 帝国データバンクの調べでは、平成23年に大阪府から転出した企業は259社で、うち85社が東京に本社を移転している。大阪発祥の企業では丸紅が15年に東京都千代田区に登記上の本社を移すなど一極化の動きが続く中、ハウスの決断は大阪経済の活力維持につながりそうだ。


↓元記事 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121003/biz12100312070024-n1.htm



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 写真4 : 現在工事中のハウス食品大阪本社ビル(東大阪工場跡の敷地内)


 遺伝子組み換え農作物を止めてくれたら、当ブログでも全面的に応援したいところだが・・・






 良い機会なので、GMO(遺伝子組み換え農作物)に関する参考サイトを紹介して締めくくります。






<GMO(遺伝子組み換え農作物)に関する 参考サイト>


↓遺伝子組み換え食品に関する表示 JAS法改正-2001年4月より-
http://www.hajime-net.jp/JAS-Law/idensikumikae-hyouji.html


上記のサイトに、ハッキリととんがりコーンと書かれている。

とんがりコーンが有名過ぎる為に、象徴的に扱われる訳ですが、問題の深刻さを簡潔に説明してくれているサイトを紹介しておきます。


↓安田節子さん公式サイト 「各メーカーは、お菓子への遺伝子組み換えコーン使用を認めたのでしょうか 」
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm#163


 ネットを中心とした世界中で流れているのは、TPPにGMO(遺伝子組み換え農作物)の表示義務撤廃に向けた動きがあるとの情報。

 実際に交渉してみないことには、正確な話は分からないのが現実です。
 現在の日本を眺めていると、恐ろしいのは、実際にその事実が発覚した場合に日本の政府や大手メディアが公表するのか!? ・・・と大いに疑問符が残ります。
 
 大手メディアは強く主張しませんが、別にTPP以外でも世界的な貿易枠組みの再編が進んで居ます。

 TPP交渉参加へ誘導した大手メディアが裁かれる日も、そう遠くない未来になるでしょう。
 その頃には、軒並み外資系企業になっているかも? しれませんが・・・
 (新聞社の株は法律で保護されていますが、ISD条項により排除もしくは規制緩和されても不思議では無い)






 GMOはTPPと絡めて、いづれまた・・・






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