AIJと同じく、オチとして単なる金融詐欺となりそうですが・・・
 
 深い話に繋がりそうな気配もありますので、 備忘録として記事の転載まで






顧客資金1300億円消失か 債権回収会社、監視委が強制調査へ

2013.4.26 12:38


オオルリのブログ 東京・千代田区に事務所を置く債権回収会社「MRIインターナショナル」(本社・米ネバダ州)が事業への投資として集めた約1300億円超を運用せず、大半が消失している疑いがあることが26日、関係者への取材で分かった。証券取引等監視委員会は財務局に虚偽の事業報告書を提出していたとみて、同日中にも金融商品取引法違反の疑いで同社と関係先を強制調査する方針を固めた。

 また、監視委は行政処分をするよう金融庁に勧告。金融庁は行政処分を科し、資産の保全に乗り出す。

 同社は診療報酬を保険会社に請求できる権利を債権化した金融商品を扱う事業を展開。事業へ投資すれば最大年利8・5%で資金運用できるとうたい、日本の顧客約8700人から約1365億円の資金を集めていたとされる。

 だが、監視委が今年に入り運用状況などを検査した際、運用の実態が確認できなかった。金商法施行に伴い、平成18年に金融商品取引業の登録を受けて以降、関東財務局に対し、虚偽の実績を記載した事業報告書を提出し続けていた疑いがあるという。10年の同社設立当初は配当金が支払われていたが、近年は支払いが滞り、資金の多くが流出したとみられている。

 預け資産の流出をめぐっては、AIJ投資顧問(東京)が、企業年金基金から委託された計約1458億円の大半を消失。社長ら3人が計約248億円をだまし取ったとして、詐欺罪などで起訴されている。



↓元記事 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130426/crm13042610070004-n1.htm


 ※写真 ・・・ 「本日の営業は終了しました」と張り紙が出された、米国の資産運用会社「MRIインターナショナル」の事務所=26日午前9時30分、東京都千代田区






 つい先ほど、金融庁からMRIインターナショナルに対して登録取り消しと業務改善命令を出したと発表されました。






UPDATE1: 米MRIインターナショナルの登録取消、投資資金を配当に流用=金融庁

2013年 04月 26日 14:19 JST


 [東京 26日 ロイター] 証券取引等監視委員会は26日、日本で資金を募っていた米金融業者のMRIインターナショナル(本社:米ネバダ州)が顧客から集めた資金を本業に用いず他の顧客への配当金の支払いに流用したり、虚偽の事業報告書を提出するなど金融商品取引法に違反したとして、金融庁に行政処分を勧告したと発表した。監視委は同日、MRI社への強制調査に着手。金融庁は、同社の登録を取り消し、業務改善命令を出したと発表した。


 MRI社が2013年版のパンフレットなど顧客勧誘資料を作成し、新たに多数の顧客を勧誘する計画を進めていたことから、監視委は緊急に是正する必要があると判断した。金融庁は、監視委の勧告を踏まえて同日、同社の登録を取り消し、会社財産を不当に費消しないことや顧客への財産返還を速やかに実施することなどを命じる業務改善命令も出した。

 同社は、米国での診療報酬請求債権(MARS)の購入と回収事業で得られる利益の一部を配当することを内容とする権利(ファンド持ち分)を販売していた。

 監視委の調査で、同社では分別管理が適切に行われておらず、顧客からの出資金を他の顧客に対する配当金や償還金に流用していたことが判明。さらに、支払い遅延が生じているにもかかわらず、信託口座の状況を顧客に適切に説明せず勧誘を継続しており、顧客に対して出資金の使途や配当金の支払いについて虚偽の告知をしていた。

 当局が同社に対して報告徴求命令を出した際、第三者機関と共同して信託口座の内部査定を実施したと回答しながら、その事実は認められなかった。

 監視委は、今回の検査において米証券取引委員会の協力を得たとしている。

 

  (ロイターニュース 平田紀之;編集 田中志保)


↓元記事 ロイター通信(日本語版)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK066492920130426







 AIJは主に厚生年金に関する企業が相手だったのですが、こちらのMRIは一般顧客が主な相手のようです。
 
 AIJの消失額は、約1458億円の大半。
 今回のMRIの消失額は、預り資産の1365億円の大半 と推測されています。


 いつも思うのですが、消えた資産は どこへ消えたのか? 憶測記事で良いので出てきて欲しいものです。

 行き着く先は、日本では無いとは思いますが・・・