【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その26 ヨウ素131急増の謎 vol.1 ヨウ素131検出の意味
さて、本題なのですが・・・。
どうやら、紳助報道・鉢呂経産相一斉叩きなどのスピンコントロール(情報操作)の裏側には、こんな重要な事が隠されていました。
※他にもありますが、これは重要すぎます。
この記事から、ネット上では問題が表面化しています。
東京で大異変…ヨウ素が急上昇!何が起きているのか 2011.09.09 福島第1原発から約180キロ離れた岩手県奥州市で、同市が管理する前沢下水浄化センターの汚泥から、食品の暫定基準値を大きく上回る高濃度の放射性物質「ヨウ素131」が検出されていたことが9日、分かった。ヨウ素131はウランの核分裂で生まれ、半減期が8日と短いことから、検出日の直前に何かが起きた可能性があり、動揺が広がっている。 奥州市下水道課によると、7月から8月11日まで汚泥採取を計5回行い、5回ともヨウ素131は「不検出」だった。だが、8月25日の採取分で、2300ベクレルを検出。31日は590ベクレル、9月6日も480ベクレルを検出した。厚生労働省が示す食品、飲用水などの暫定規制値は、乳児で1キロ当たり100ベクレル、成人は2000ベクレルで、それをはるかに超える数値が出たことになる。 同市下水道課では「原発関係とは思いますが、原因は分かりません。いまは数値が下がるのを待つしかない状況です。市民から不安の声も寄せられ、取り急ぎ、肥料原料の出荷をストップし、最新の調査結果を待っています」と話す。次回は12日に採取し、14~15日に結果を公表するという。 実は、同原発から200キロ以上離れた東京都でも数値が急上昇した。8月15日~16日にかけて、各地の下水処理施設で採取された汚泥に含まれるヨウ素131の濃度が上がり、東部スラッジプラント(江東区新砂)や清瀬水再生センター(清瀬市下宿)では150ベクレルを記録した。直近では不検出か微量の検出にとどまっていた。 都下水道局では「原因は分からない。2週に1回のペースで調査を続けており、数値の推移を注視している」(広報サービス課)。8月下旬に採取した汚泥の調査結果は、9月9日に公表するという。 原発事故から半年近くたったいま、なぜこのような現象が起きたのか。元立正大学長で水環境科学が専門の高村弘毅氏は「ヨウ素131はウラン235の核分裂反応で生じ、半減期が短い。それが検出されたということは、その時期に新たに生成されたと考えるのが自然」と説明する。 福島第1原発から排出された放射性物質が、ピンポイントで降り注いだ可能性も「ゼロではない」としながらも、「そうした事実が東電から発表されていない以上、明確な説明はつかない」と語る。 夕刊フジの取材に対し、東京電力では「(原発敷地内の)モニタリングポストの値が排出限界値を超えた記録はなく、新たに放射性物質を排出した事実はありません」(広報部)とコメントしている。 【ヨウ素131】ウランの核分裂で生成され、半減期は約8日。ヨウ素133(半減期約20時間)とともに原子力発電所の事故でもっとも注目される放射性物質。甲状腺に集まる特徴があるため、甲状腺がんなどを引き起こしやすい。チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故では大気中に大量に放出され、幼児に甲状腺がんなどの機能障害を発生させた。 ↓元記事 zakzak http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110909/dms1109091222007-n1.htm |
zakzakさんの記事に関して
飲食用のヨウ素131暫定基準値が2000ベクレル/kgです。
しかし、下水汚泥の基準値は総合値で8000ベクレル/kgです。
下水汚泥は、濃縮されいるので必然的に濃度は高くなります。脱水すると更に濃度が濃くなります。
元の下水にどれだけヨウ素131が含まれていたのかは分りませんが、恐らく暫定基準値では世界も驚く2000ベクレル/kgを満たしていると思われます。
少し耳の痛い話を書きましたが、とにかく、この記事からネットではヨウ素131検出の話題に上りました。
紳助騒動~鉢呂辞任騒動までのスピンコントールを一部ですが、知り得ました。感謝したいぐらいです。
皆さんも放射線物質、特にヨウ素131とセシウム137に関して知識を得ているとは思いましたが、敢えてヨウ素131の半減期を計算式を踏まえて前回示しました。事故発生時のヨウ素131は、ほぼ0%だった事が分ります。
そこで、実際に地方自治体でどのぐらい公表されているのか調べました。
以下の感じです。
奥州市で8月25日に、下水の汚泥からヨウ素131が2300ベクレル。
それにしても、ついにヨウ素が検出されましたね。
<奥州市 下水汚泥の検査結果> 試料名:脱水汚泥ケーキ 単位:Bq(ベクレル)/kg
↓元記事 奥州市・公共下水道施設で発生する汚泥等の放射性物質濃度測定結果について http://www.city.oshu.iwate.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1311126441606&SiteID=0 |
奥州市は岩手で放射能汚染が酷いのに、酷いと書くと市長がクレームをつける一関市の北側。
次に東京都ですね。
<東京都 下水汚泥の検査結果>
↓元記事 東京都下水局 http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0543.htm |
次に、新潟市です。
8月に検出されたヨウ素131に着目して、6月以前と他のデータは省略しました。
<新潟市 下水汚泥の検査結果> <調査結果(平成23年9月6日公表)> ●採取日 平成23年9月1日
※表内数値の上段はドライベース、下段( )はウエットベース <これまでの調査結果> 単位:Bq(ベクレル)/kg(キログラム)
※表内数値はドライベース、( )はウエットベース ↓元記事 新潟市 下水汚泥に含まれる放射性物質の調査結果 http://www.city.niigata.jp/info/geki/attention/chousakekka.html |
次に、長崎市です。
↓元記事 長崎市公表 PDFファイル 2ページ目
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/water/pdf/sokuteikekka_20110829.pdf
最後に、長野県です。
<長野県 下水汚泥の検査結果> 1 下水汚泥等の放射能濃度測定結果 千曲川流域下水道下・上流処理区終末処理場の焼却灰について行っている放射能濃度測定結果は以下のとおりです。上流処理区終末処理場の焼却灰については、セメント会社が工場毎に設けている受入基準を下回っているため、放射能濃度の測定を継続しながら工場への搬出を再開していますが、受入基準を上回った場合は再度下回るまで排出を停止します。なお、その他の放射能の検出された焼却灰は、これまでと同様、飛散流出しないよう場内で適正に保管しています。 (色違いセルが最新測定値)
【参考】
↓元記事 長野県 下水汚泥等の放射能濃度測定結果 http://www.pref.nagano.jp/kankyo/seihai/ryuiki/sludge/rsludge.htm |
8月に入って、色々な報道がされてきました。
ところで、これらの話に触れた大手メディアはあったのでしょうか?
今のところ、電子版では見つける事は出来ませんでした。
もう嘘や欺瞞も沢山です。
状況証拠的には、未だ再臨界が続いていると考えた方が自然です。
バズビー博士のテルル検出も7月の話です。テルルの半減期を考えると、一般的には存在するはずがありません。
【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その17 テルル検出 共用プールの再臨界? 7月7日分
しかも放射性物質は、かなり広範囲に散乱しています。
最後に長野県の汚泥検査結果を持ってきたのは、ブログに記事として上げておいたこの記事と関連性がある可能性が残ります。
【関連記事】: 【参考資料】 イワツバメ250羽大量死 と 検査結果
直接の因果関係は不明ですが、不明である以上、完全否定も出来ないはずです。
更に、関東・北陸まで原因不明の大量死が報告されています。
【関連記事】: 【参考資料】 3.11以降の鳥・魚・動物 大量死
これらの話が、一切無関係なのでしょうか?
最後の最後に、共同通信が全国の放射線値から目についた放射線値を抜き出してくれています。
8月に放射線値が上昇した記事だけを抜き出しました。(結果的には、下降しています)
色分けの意味は、以下の通りです。
オレンジ ・・・ 東京の汚泥からヨウ素131が検出された8月15日までに関東で放射線が上昇した日
ピンク ・・・ 奥州の汚泥からヨウ素131が検出された8月25日までに東北で放射線が上昇した日
【各地の放射線量】(8月7日) 各地で上昇目立つ 東北、関東各都県で6日午前9時から7日午前9時に観測された最大放射線量は5~6日に比べ上昇が目立った。文部科学省の集計によると、宮城が毎時0・065マイクロシーベルト、栃木が0・060マイクロシーベルトといずれも上昇。福島は1・240マイクロシーベルトで変わらなかった。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で6日午前9時51分に15・8マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/07 19:04 |
【各地の放射線量】(8月8日)群馬や山梨で上昇 東北、関東各都県で7日午前9時から8日午前9時に観測された最大放射線量は6~7日に比べ上昇が目立った。文部科学省の集計によると、群馬が毎時0・042マイクロシーベルト、山梨が毎時0・056マイクロシーベルトといずれも上昇。福島は1・240マイクロシーベルトで変わらなかった。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で7日午前9時33分に15・4マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/08 18:43 |
【各地の放射線量】(8月12日)関東でやや上昇 東北、関東各都県で11日午前9時から12日午前9時に観測された最大放射線量は、10~11日に比べ関東で上昇がやや目立った。文部科学省によると、茨城が毎時0・095マイクロシーベルト、栃木が0・061マイクロシーベルトにそれぞれ上がった。福島も1・250マイクロシーベルトに上昇した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町では、11日午前10時4分に15・9マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/12 17:30 |
【各地の放射線量】(8月13日)各地で上昇目立つ 東北、関東各都県で12日午前9時から13日午前9時に観測された最大放射線量は、11~12日に比べ各地で上昇が目立った。文部科学省によると、福島が毎時1・260マイクロシーベルト、宮城は0・064マイクロシーベルトにそれぞれ上昇。茨城は0・086マイクロシーベルトに下落した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町では、12日午前10時15分に15・3マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/13 18:08 |
【各地の放射線量】(8月15日)群馬、長野が上昇 東北、関東各都県で13日午前9時から15日午前9時の2日間に観測された最大放射線量は12~13日に比べ、群馬、長野が上昇した。文部科学省によると、群馬は毎時0・046マイクロシーベルト、長野は0・067マイクロシーベルトに上がった。半面、首都圏はやや低下し、埼玉は0・053マイクロシーベルト、神奈川は0・051マイクロシーベルトだった。福島は1・260マイクロシーベルトと横ばい。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で14日午前11時5分に13・9マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/15 17:40 |
【各地の放射線量】(8月16日)東北で上昇目立つ 東北、関東各都県で15日午前9時から16日午前9時に観測された最大放射線量は13~15日の2日間に比べ、東北で上昇が目立った。文部科学省によると、岩手は毎時0・028マイクロシーベルト、山形は0・045マイクロシーベルトに上がった。関東は、群馬が0・041マイクロシーベルト、埼玉は0・052マイクロシーベルトに低下した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で15日午前11時17分に11・6マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/16 17:53 |
【各地の放射線量】(8月18日)東北で上昇目立つ 東北、関東各都県で17日午前9時から18日午前9時に観測された最大放射線量は、16~17日に比べ東北で上昇が目立った。文部科学省によると、宮城が毎時0・066マイクロシーベルト、秋田は0・060マイクロシーベルトにそれぞれ上昇。福島は1・230マイクロシーベルトで横ばいだった。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で17日午前10時56分に15・8マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/18 19:30 |
【各地の放射線量】(8月19日)岩手、秋田で上昇 東北、関東各都県で18日午前9時から19日午前9時に観測された最大放射線量は、17~18日に比べ岩手、秋田の上昇が目立った。文部科学省によると岩手が毎時0・060マイクロシーベルトと、福島第1原発事故後の最高値0・052マイクロシーベルトを上回った。秋田も0・064マイクロシーベルトと事故後最高値を超えた。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で18日午前9時57分に15・2マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/19 20:22 |
【各地の放射線量】(8月20日)関東全域で上昇 東北、関東各都県で19日午前9時から20日午前9時に観測された最大放射線量は、18~19日に比べ関東全域で上昇した。文部科学省によると、茨城が毎時0・111マイクロシーベルト、埼玉が0・092マイクロシーベルトに上がった。東北は低下が目立ち、福島は1・230マイクロシーベルトとやや上昇した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で19日午前9時56分に14・8マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/20 21:15 |
【各地の放射線量】(8月21日)東北で上昇 東北、関東各都県で20日午前9時から21日午前9時に観測された最大放射線量は、19~20日に比べ、東北で上昇が目立った。文部科学省によると、宮城が0・067マイクロシーベルト、山形は0・048マイクロシーベルトと、ともに上昇。一方、関東では千葉が0・048マイクロシーベルト、東京は0・064マイクロシーベルトと低下した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で20日午前10時19分に14・3マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/21 21:00 |
【各地の放射線量】(8月26日)各地で上昇目立つ 東北、関東各都県で25日午前9時から26日午前9時に観測された最大放射線量は、24~25日に比べ上昇が目立った。文部科学省によると、秋田が毎時0・039マイクロシーベルト、山形は0・046マイクロシーベルトといずれも上がった。福島は1・200マイクロシーベルトに低下した。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で25日午前10時に13・8マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/26 20:21 |
【各地の放射線量】(8月27日)各地で上昇目立つ 東北、関東各都県で26日午前9時から27日午前9時に観測された最大放射線量は、25~26日に比べて上昇が目立った。文部科学省の集計によると、群馬が毎時0・036マイクロシーベルト、神奈川が0・054マイクロシーベルトにそれぞれ上昇。福島も1・210マイクロシーベルトに上がった。 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で26日午前10時16分に15・8マイクロシーベルトを観測した。 (共同通信) 2011/08/27 18:06 |
この都道府県単位の公表値は、全部文部科学省ですよね?
都道府県庁が、計測して公表している訳ではないので、お間違いなきように・・・。
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