東日本の放射線値が上昇した件ですが、真相はまだ掴めていません。
 その代わり、色々な事が報道されていないので、書き続けるしかありません。


 この話が大手メディア各種で、報道されていないのが疑問ですが・・・。
 他のブロガー達が多く記事にされていましたが、情報の拡散として載せる事にしました。


 見つけたのは、やはりとなりますが、 東京新聞 です。
このブログでも、影ながら東京新聞を支援したいと思います。

 東京新聞は、数々のマスゴミにおけるタブーを破り続けて、大企業から広告を断られるなどの 『 経済制裁 』、『 経済封鎖 』、『 兵糧攻め 』を受けている とツイッターを中心に囁かれています。


 このブログでも、『福島県郡山市の小学生鼻血問題』を唯一まともに扱った報道機関として、以前取り上げました。

 ↓福島第一原子力発電所事故 マスコミが触れない話 その5 子供の鼻血問題
 http://ameblo.jp/ooruri777/entry-10934169415.html

 私の知る限り、唯一まともな報道機関です。
 関東地区にお住まいの皆さん。NHKの受信料など無駄な出費を抑えて、出来れば新聞を東京新聞に切り替えて 支援してあげて下さい。
 一民間人の私には、これぐらいの事しか出来ません。宜しくお願いします。






さて、本題です。

 2011年7月27日 衆議院厚生労働委員会で行われた質疑応答の模様です。
 議事録も残っており、公的な情報のはずですが、大手マスコミは完全にスルーしています。

 この厚生労働委員会で、東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長 である児玉龍彦氏が、雄弁な応答を行っております。


筆洗

2011年8月1日


 「七万人が自宅を離れてさまよっている時に国会はいったい何をやっているのですか」。火を吐くような気迫に衆院委員会室は静まり返った。先週、厚生労働委員会に参考人として呼ばれた東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授の発言だ▼教授の試算は衝撃的だった。福島第一原発の事故で漏出した放射性物質は広島原爆の約二十個分。一年後の残存量は原爆の場合、千分の一に減るが、原発から出た放射性物質は十分の一程度にしかならないという▼福島県南相馬市で自らが手掛けている除染活動を通じ、内部被ばくから子どもを守ろうとする責任感が伝わる発言だった。国会の怠慢を厳しく批判する先には、動きがあまりにも鈍い国への憤りがある▼細野豪志原発事故担当相は日本記者クラブでの記者会見で「除染作業こそ国家的プロジェクト。福島の皆さんに希望を持っていただける」と語っている。今後、除染作業が兆単位の公共事業になるのは間違いない▼児玉教授は、民間の技術を結集し直ちに国の責任で除染研究センターを設置するよう求めた。避難住民を無視した利権まみれの公共事業にしてはならない▼「人が生み出した物を人が除染できないわけがない。福島におけるセシウム除染は、次の世代への日本の科学者の責任である」。教授は医学雑誌にそう記した。学者の良心に希望を感じる。


 ↓東京新聞 コラム 「筆洗」
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011080102000018.html







2011年8月3日に 東京新聞 こちら特報部 で再度、詳細内容を掲載。
$オオルリのブログ
写真1: 東京新聞 こちら特報部

↓元記事 save child
http://savechild.net/archives/6540.html






 その東京新聞が取り上げた、実際の厚生労働委員会における児玉龍彦教授の鬼気迫る質疑応答内容の映像です。
 
 少し難しい話が続きますが、南相馬の現状などを述べられています。
 映像中盤~後半の、魂の叫び ともとれる先生の話に、私は涙が出そうになりました。
 
 是非、ご覧ください。


↓YouTUBE 『 児玉龍彦 20110727_衆議院_厚生労働委員会_質疑 』


上映像のURL : http://youtu.be/LunV27H3oW8






 児玉先生は、実際に南相馬で除染指導などをされています。
 息子さんも、ツイッターにて 俺は、この人の息子で良かった。 と発言されております。
 
 そのまとめを転載させて頂きます。
 ※転載元のブログは、息子さん本人ではありません。


ブログ: 遊風の養生日記

2011-07-29


a_kodama  親父が厚労委員会に参考人として招致されました。東大放射線センター長として、毎週末南相馬に400km車を走らせて、自身で除染にあたったうえでの訴えです。どうか見てやってください。

 俺は、この人の息子で良かった。

 とても多くの方から父の参考人招致について激励の言葉をいただき、感謝の言葉もありません。全ての皆さんにお返事するのが難しいほどですが、全て拝見していますし、父にも伝えます。本当にありがとうございます。

 父は、3.11の前に東大のアイソトープセンター長に内定しており、放射線の研究が本業というわけではないのですが、このタイミングで父がなっていたのも何かの巡り合わせか、という気がします

 ちょうど一年前に父から肝臓移植をした母は、おかげさまでかなり体調が回復し、今度仕事にでることになりました。あの時もいろいろな方に激励をいただきました。この一年間本当にいろいろなことがありますが、家族一同支え合ってなんとかやっています。

 親父からはいつも、勇気ということを教えられてきた。親父の立場で、公開の場でああしたことをいうのは、どれだけの勇気がいったことだろう。まずはそれをねぎらってあげたい。

 親父のスピーチを通して、どうか学者にも社会のため、人のために真摯に仕事をしている人間がいると伝わればと思っています。利権やポジションにとらわれた人間の多さに嫌気がさすこともあると思いますが、物事をよくするために行動することをどうかあきらめないでください。

 繰り返しになりますが、父のスピーチに激励をくださった皆様、本当にありがとうございます。きちんと伝えます。

 親父のスピーチを見ていただいた方に、一つだけお願いさせてください。父は影響力のある科学者ですが、同時に病気の妻を抱えた58歳のただの男です。一人ですべてを解決できるわけではありません。本当に状況が良くなるために、一人一人ができることがあると思います。


↓元記事 d:hatena ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20110729/1311894381







 読んでみると、思わぬ家庭の事情が見えてきます。

 家庭を犠牲にして、家族が協力している。
私は、素晴らしいと思っている場合ではない と思っている。

 そもそも、私にしたら児玉教授は、当たり前の事を話しています。
 その当たり前の事を、政府が実行しないから、児玉教授は福島まで赴いて除染作業を指導しているのだと。

 児玉教授の 『 満身の怒り 』は、私には 『 何で、こんな当たり前の話を実行しないのか?お前たちは人間なのか? 』と言っているように聞こえてきて仕方が無い。

 児玉教授を支援する事は、政府自体を教授が求めている方向性に持って行く事に繋がります。

こんな素晴らしい家族こそ、負担を減らしてあげるべきだと思います。
政府が無理なら、自治体や東電を動かせば良いはずです。

皆さんで声をあげませんか?
あなたの身を守る行動は、周りの人たちの身を守る行動にもなります。

児玉教授も、今の暫定基準値に満足していません。除染作業も教授の理想とは程遠い話です。
出来る事から、始めましょう。


↓福島第一原発事故関連 各種政府省庁・法人団体への問合せ先一覧
http://ameblo.jp/ooruri777/entry-10955284052.html






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