REBELS王者・水落洋祐×ハチマキ | おおおかのボクシングBLOG

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水落洋祐の煽りVTRを見ていると、練習姿がみられるのだが、イメージに残るのがサッカーのユニフォームをよく着ている事だ。
"白い巨人"と呼ばれる純白のユニフォームであるレアル・マドリード。
もしくは、"赤い悪魔"、"レッド・デビルズ"と呼ばれる真紅のユニフォームであるマンチェスターユナイテッド。
あのユニフォームは、どの年代だろう…。
サッカー出身なのか?
多分、水落洋祐という戦い方を見る限り、ウインガーじゃないかなーと思ったりしてみている。
そんな事を一度、本人に聞いてみたいものだ。
格闘技に関係ない話になりましたが、そういうのも見てしまうのが僕です。
で、試合を僕は、こう予想していた。
ハチマキ選手は、ジャブ・ストレート、そしてボディストレートがいい。
それに対して、ハートの強い水落洋祐は右を合わせに行く。
フォームの良いハチマキ選手は、これも肩でブロック出来るのだが、右への意識でジャブが減ってきて、パンチの合わせあいでガチャガチャした試合になる。
組みになる。
組みで水落洋祐のキャリアが出て、その後の攻防は、水落洋祐が自分の攻撃で終わりにしてしまおうという意思が見えて、印象として、後半盛り返した水落洋祐の判定勝ち。
こんな事を予想していた。
僕の見立ては、少し近いようだったが甘かった。
では、僕のメモを写します。
ーーーーーーーー
1R
ハチマキ選手のパンチは、やはり良い。
本当に真面目なボクシングだ。
常にガードが出来ている。
打った後もガードの位置になっている。
右のボディストレートが出た。
これがハチマキ選手のいいところだ。
ここから、もう一つ打つか打たないか、いや打てなくなるか。

ハチマキ選手の右ストレートの時に肘がちょっと上がった感じ。
あれが前から気になっている点だ。
攻撃のパターンを多く見せたハチマキの10-9か?10-10か?選択に悩む。

2R
真面目なボクシングの選手的なブロックとジャブでいくハチマキ。
右ストレートの印象も良い。
それにやはり合わせに行く水落洋祐の右フック。
途中からハチマキ選手の、右ストレートはクリーンヒットにならなくなる。
で、水落洋祐は組んで行きコカす。
ハチマキ選手は、ジャブも減って来たように感じる、そして右の合わせあい。
これが、水落洋祐の気持ちよくさせる戦い方だ。
終了間際、また水落洋祐がコカす。
ハチマキ選手のパンチの印象を取るのか?
水落洋祐の崩し・コカした印象を取るのか?
僕は、水落洋祐10-9か10-10にしたい。また悩むラウンド。
3R
ハチマキ選手、またジャブが増えて来た。
セコンドに帰った時に、「ジャブから丁寧に行けば当たる。ペースをジャブから掴め!」
と言われたのだろうか?
いや、本人の意思か?

水落は、左の前蹴りと右のストレートのヒットを増やしていく。
終盤の水落洋祐を見ると、上手く当てた印象もある。
どう採点していいのか分からない。
10-10か?
それだけ、せめぎあいの展開という事だ。

4R
相撲の展開にさせていくのがハチマキ選手になってきたが、膝はもらわない。
ハチマキ選手の右がヒット!
そして押し合い、相撲で勝つ。
お互いに打ち合っていく展開になりハチマキ選手の右ストレートがヒットする。
このラウンドのハチマキ選手、頑張った。
これは、大きい!
ハチマキ10-9だ。

5R
ハチマキ選手から組みにいく形の印象だが、とにかくマットに浴びせ倒しまくったのが水落洋祐。
有効打は少ないが、水落洋祐の左レバーをいきなり狙う形を見せる。
勇気のある戦い方をいつも彼は選択する。
水落洋祐が確実に10-9にした。
ギリギリのせめぎあいで終わった試合。

非常に困難な採点。
どちらが勝ちでもおかしくない。
個人的にはドローなのだが、結果は2-0でハチマキ選手が勝利した。
こういう判定は、全く文句は無い。

試合後の王者・ハチマキ選手は泣きながらマイクでファンに応えていた。

戦前予想不利を言ってしまっていたハチマキ選手に話を聞きに行きたかったので、挨拶に向かっていくとハチマキ選手の周りにたくさんのファンが囲んでいた。
彼は、丁寧に一人ずつ挨拶している。
僕も挨拶した後は、不思議とファンの方とハチマキ選手の写真を撮る係みたいになっていた。
それでいいんです。
なんか、それが微笑ましかった。

ハチマキ選手の戦い方を見ていると、本当に真面目なボクシングをする。
一発の無い彼なりに苦心しながら歩んできた道が、
試合時も、
試合後も、
見えるようだった。
ファンは、日々生きている時間の中で苦悩をしている自分を彼に投影させて見つめているのだろう。

童貞のキャラクターを交えつつ、SNSを使ってファンを楽しませるハチマキ選手。
そんな彼を上手く活かすREBELSという団体と共に個人で自己プロデュースをするハチマキ選手に、ファンが共感でしているのだろう。
等身大のヒーロー、、、
といったところか。

それと僕は、山口裕人・小川翔に勝っている部分を見失っていたのが、戦前予想の見誤りだ。
試合展開の予想は、近い感じだったが、心の強さとファンの支持が彼をここまで強くさせたのだ。
あの3Rの出だしの立て直し、、あれがキーだったような気がする。

ハチマキ選手とは話す事は無かったが、水落洋祐選手とは少しだけ話をした。
まっすぐな目が、とても素敵だった。
サッカーのユニフォームについて聞けばよかったなぁー。
それは次回のお楽しみにしておこう。
まだ、書けるけど今日はここまで^_^