地元に帰ってトリニダードの試合を見る。ティト最高!! | おおおかのボクシングBLOG

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地元に帰っていました。
しばらく書けずにすいませんでした。
でも、いつもよりアクセス数が増えてます。
過去のブログを読んで頂いたのでしょうかね?
もしそうなら、非常にありがたいですね^ ^

地元に帰って、なんだかんだで友達Hと友達Yと、トリニダードの試合を久しぶりに見たんですね。
やっぱりティトは最高だった!!

トリニダードの左フックは、
特にスイング式フックは、
初速から終速に向かう速度がどんどん伸びるように見える。
フォームを固めて、溜めて打つ!
目の前で見たら身の毛もよだつだろう、あの斬れ味!!
フォロースルーも恐ろしい!
あの振りを見せても、打った後にフォームは見事に戻っている。
それにトリニダードの左フックは、コンパクトなものも織り交ぜる。
いやー、とにかく華がある!!
皆さんも、村田諒太が尊敬するトリニダードの試合はチェックしないと損ですよ^_^
…というわけで、トリニダードの試合を見た思いを書く。
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ママドゥ・チャム戦。
チャムは黒い、黒すぎる!!
頑張る姿勢は見せるが次元の違いを見た思いだった。
あの顔面の右側の目と、こめかみ部分の腫れ具合、
ヤバすぎる!チャムは、根性を見せていた。
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でも、3ラウンド途中でいきなりコーナーに引き返すというギブアップ負け。
あれは、たまらなかった!
チャムもヨーロッパ王者で35~36戦で31か32KOで無敗の男だった。
もちろん一位の指名試合です。
そんな戦績の男とは思えないほどトリニダードと対峙すると無力だった。

そして、デビッド・リード戦も見た。
さすが金メダリストだ!
とにかくセンス抜群!!
ファイトスタイルは違うが、エイドリアン・ブローナー的なハイセンスを要所要所に覗かせる!
序盤は、リードが主導権を握る展開。
かつ、トリニダードからダウンまで奪う。
でも、回復力が抜群なトリニダードは気にしない。
いつの間にやら、リードは手が出なくなっていく。
凌ぐ事を優先する展開になっていく。
トリニダードのプロでの歴戦の勇者と戦ってきたキャリアがリードを飲み込んでしまう。
ダウンを奪いまくる展開で、見事な判定勝ちをした。
序盤の苦戦さえ、所詮はトリニダードの手のひらで踊らされていたように見える試合だった。
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そして、ウィリアム・ジョッピー戦。
いやー、トリニダードの世界観がたっぷりの試合だった。
あのアメリカンスタイルかつ技巧派がウリのジョッピーがトリニダードの伸びる右ストレートを見きれない!
再三もらう!
あの抜群の斬れ味の左フック以上に、右のショートを多用していた。
途中、サークリングで左に廻っていくところをレフェリーのポジショニングの悪さで壁になってしまい、まともにトリニダードの左フックをもらったダウンは問題かもしれないが、
凌ぐ事、捌く事、逃げる事しか選べないジョッピーにとっては、どの道KO負けは否めなかった。
1ラウンドの強烈なダウンのダメージが抜けなかったのが決定的だった。

最後は、足元もおぼつかなかったであろうジョッピーは、クリンチワーク・超接近戦での凌ぎを選ばざるを得なかった。
そこでトリニダードは、得意な形だと思うが自身の左肩、左肘、左上腕部でジョッピーの頭の位置を上げて、(ダーティプレイでもあるが、結構多用するんです。トリニダードは^_^)
右の打ち下ろしをぶち込む!
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倒れ行くジョッピーのこめかみにおまけのチョッピング・ライトをもう一発ぶち込んだ!
これが、たまらない!!
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トリニダードという男は、よく見るとダーティなプレイも織り交ぜている。
デビッド・リード戦なんかもそうだが、足の速いリードに対して、右ボディと見せかけて、左太腿?大腿骨頸部のあたりをたまに打ち込んでいる。
減点もされてしまうのだが、気にしないという、そんなプロとしての一面も持つ。
華やかな試合ぶりを魅せるスーパー・スターのトリニダードだが、そんな部分もある。

あと見たのは、フェルナンド・バルガス戦だが、この試合は最高だ!!
これは今度、がっちり書きたいので書くのをやめておきます。

トリニダードといえば、左フックというイメージがあるが、
僕にとっては彼の恐ろしさというより「唯一無二」な部分は、

リズムの刻み方だ!!
見れば、絶対分かる!!
あんなのだろう!?あの足のリズムの刻み方は!?
トットコ、トットコ足踏みする感じは?
あの感じは、他の選手で見たことは無い。
もしトリニダードが、正統なリズムを刻むフットワークをする選手だったら、あそこまでのスーパーファイトを制してこれたのか??
僕は、、、無理だったと思う。
先ほどあげた、チャムもジョッピー、リード、バルガスらも、リズムがつかめなくて困惑したのが大きかったのでは?と思うのです。

ヨリボーイ・カンパス、
ヘクター・カマチョ、
オバ・カー、
レイ・ロバト、
パーネル・ウィテカ、
オスカー・デラホーヤ、
らも、あのリズムに迷いが生じたのではないだろうか?
そんな事を思うのです。
あの足元の変な刻み方が可愛く見えるティトが僕は大好きなんですね!!
村田諒太が憧れるのも当然だ!!
そういや、デビューしたての頃の亀田興毅もトリニダードが好きと言っていたはず。

そんなトリニダードの試合を皆さんも是非見てください。
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