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ホークアイこと、友達Y氏からメールが届いた。
彼の思い出の一戦についての文章です。
是非、読んでください。ではー⬇︎
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珠玉の一戦、思い出の試合といえば、ヘナロ・エルナンデスvs渡辺雄二。
確か高1かな?
調べてみたら1992年11月だった。
当時の僕は、ボクシングを見るのが好きなだけだった。
そして、とにかく前に出てガンガン攻める=「強い選手」だと思ってた。
当然、応援するのは日本人選手。
戦績は10戦10勝10KO!
パーフェクトなレコードを持つ渡辺選手にかなり期待していた。
すごい笑顔で入場していたのを覚えている。
初の世界戦、
無敗のチャンピオンを向かえても大胆不敵。
この選手はイケる!
1ラウンド。
前に出てる=勝ちだと思ってた自分は渡辺選手が優勢に進めてると思った。
2ラウンドからヘナロが打ち合いに応じるようになる。
中々の連打を貰うもまだいける。
3ラウンド~4ラウンド、この辺りから自分の中にも変化が現れ始める。
「あれ?このヘナロって選手めっちゃ上手い。特に左。」
ドシロウトの自分ですら聞いたことのある言葉。
『左を制する者は世界を制する』
あぁ!この事か!そう思った。
ヘナロの場合、右は左アッパーを溜める捨てパンチに見える。
長いリーチを生かして外から、器用に折り畳んで内から。
下から上へ、上から下へ。
まさに左の魔術師、変幻自在の左。
次第に自分は応援していた日本人選手では無く、
素晴らしい技術を披露する外国人選手のボクシングに魅了されていく。
初めての感覚だった。
王者に、ボディを効かせる場面も見えたが、被弾の多すぎる挑戦者を6Rにレフェリーがストップ。
この試合から半年後、自分はボクシングを始める。
余談1
大学入試の論文テストを高校で行った時、題目は『私の中のヒーロー』だったかな?
僕は、もちろんヘナロの事を書いた。
余談2
随分後に知ったんだけど、ヘナロって左利きのオーソドックスだった。
右利きのサウスポーはよく聞くけど、左利きのオーソドックスって珍しい。
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大岡です。
この頃は、彼と友達ではなかった。
どこからきっかけになったのか分からないが仲良くなった。
そして、彼のボクシングに対する目線を聞く事によって見方を学んだのが僕です。
彼の格闘技への目線を少しでも、皆さんも感じてほしいという感覚で、僕はブログを書いているのかもしれません。
彼は、ヘナロを見て日本人=ガンバレ!が消えたとも言っていた。
当時の僕は「俺と違うなー」と思った。
僕は、「タイソンと比べたら日本人のボクシングって見るのつまんないなぁー、見るのやめようかなー?」が常にあった。
そこに、辰吉という男が彗星の如く現れたからこそ見ているというのが僕だったんです。
懐かしいです。
また今後、友達Yこと、ホークアイに書いてもらいたい事がありましたら、リクエストくださいm(_ _)m
ありがとうございました!