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僕は正統派のボクサーって好きな選手は少ない。
でも、このマルケス兄だけは特別だ。
結構、マルケスについては書きすぎた感じはあるんですけど、まあとにかくカッコイイ!!
技巧派でもあるのに、ウォーリアーの面も持っている。
現役選手でメイウェザーに並ぶ大好きなファイターだ。
なにより精神的なタフネスは、現役ナンバーワンだと個人的に思う。
粘り強さは、衰え知らず!
肉体面の改造における影響で少し遅くなった感じもするが、それでも一流だ。
そんなマルケスでも、今回は違う事で心配していた点があった。
マイク・アルバラード、、、ネームバリューとしてはイマイチすぎる。
この選手を相手に、どこまで仕上げてこれるの?という点。
それと今回の試合の勝者は、ブラッドリー×パッキャオの勝者と戦う予定とされていたとか。
マルケスは、ブラッドリーとの再戦にモチベーションを見出してこの対戦の契約を結んだとされている。
もちろんマルケスは、ブラッドリーが勝つと予想していた。
でも結果は、パッキャオが勝った。
ということはマルケスのモチベーションはかなり低くなっている。
以前よりマルケスは、パッキャオとの決着がついたと公言している。(前は、そう言いながらギャランティの吊り上げだと思っていたが、どうやら本当に興味がなさそうだ)
そんな、マルケスにとってアルバラードと戦う意味を見いだせるのか…これだけが心配された。
が、マルケスはすごい男だ。
マルケスはきちんとモチベーションを維持してリングに上がってきた。
合わせようとする駆け引き、
それにマルケスは、ピンポイントに正確な所へ強打のパンチを入れる。
このピンポイントがミソだ。
体格で下回るマルケスがパンチングパワーで優ってるように見えるのは、正確無比なパンチだったからだ。
だからアルバラードは、オンガードへの意識が固まり少し縮こまって手数が減ってしまったのだろう。
セコンドから、叱咤をされて前に出だすアルバラード。
アルバラードが前に出て突撃し出したが、それでも下がりながら有効とされるパンチはマルケスだった。
ダメージを少しずつ与えていった所に素晴らしい絶妙な右のカウンター!!
と、同時にゴングに救われる。
次のラウンド、アルバラードは相手のボクシングに付き合わないようにパンチを振るった。
このマルケスを見たとき、長年のビッグファイトによるダメージの蓄積で倒れやすくなってる…と正直思った。
でも、ここからのマルケスが僕の大好きな所だ。
技巧派のカウンターパンチャーであり、いわゆるメキシカンの理想的コンプリートファイターの彼だが、ピンチの時は正面突破を選ぶ!!
技巧を織り交ぜて!!
マルケスの追い込んできた練習量と練習内容の質の高さが垣間見える。
そのピンチのラウンドをしのいだのは、
「大振りし過ぎない、内側から急所を射抜くピンポイント・コンビネーション」
もちろん、距離・スピード・タイミングもつかんでいるのもあろうし、
アルバラードには、そこまでにダメージも確実に蓄積させてきていたのもあろうし、
ボクシング自体の質が、マルケスが上だったのもある。
けど、ダウンを奪われたラウンドをあの様に終わる事が出来る所は、マルケスだなーと思った。
アルバラードは、マルケスを11Rにもグラつかせる(腰を落とさせる)。
あそこで詰められなかったアルバラードは勝負師として甘かった。
いや、あそこでアルバラードが仕掛けたらカウンターの餌食になってアルバラードは倒されたかもしれない。
それでも!倒される可能性があると分かっても!アルバラードは行くべきだった。
行くしかなかった。
奇跡のラストチャンスだった。
それにしてもマルケスは、カッコよかった。
ボクシング界での評価はさておき、僕の中では、とっくにチャベスを超えた存在だ。
でも一点だけ気になってたんですけど、マルケスの胸板は湿疹が結構あったんです。
体調不良の状態で、あの試合が出来、あれだけ仕上げてこれるなんて、すごい!
というのと、この湿疹はまさかのドーピング・ステロイドなどの副作用じゃないのか!?
なんて僕は、変に勘ぐったりした。
そんな事、やってない事を祈る。
今日は、そんな所です