最高の長谷川穂積が見られるのは、フェルナンド・モンティエル戦だ! | おおおかのボクシングBLOG

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最高の長谷川穂積を観れたのは、フェルナンド・モンティエル戦だと思うのは僕だけですか?

長谷川穂積は、本当に強かったと思う。
(世界のボクシングと日本のボクシングとかいうブロガーさんは、以前ボロクソに書いてるのが気になりましたが…)

ハンドスピード、フットワークのスピード感はもちろん、
右左どちらでも取れるトラップ(ストロングジャブと手打ちのチョンチョンとした右ジャブを織り交ぜてor軽い左ストレートで相手のブロックに手を置くように距離を測っての!)を仕掛けてからのカウンター!
そして、パンチの斬れ味!
…など、他にも挙げる所はありますが当時、
「一番の本当の強み」
になっていたのはクレバーさだと思ってた。
それがいつの間にやら、変わっていった。
そんな長谷川穂積の最高の状態を見たのは、負けたとはいえフェルナンド・モンティエル戦だと思う!!

日本というアウェーに、わざわざ長谷川穂積という危険すぎる相手に挑みに来たモンティエルの勝負度胸も恐ろしいと感じていた!!
この頃のモンティエルは、まさに

怖いもの無し!

という状態だったんだろう。
モンティエルは、
アウトボクシングと
前に出ての打ち合いも両方できる、見事なコンプリート・ボクサーファイターだ!

何より僕がすごく好きだったサンデーパンチは、一旦殴るフォームを入れるフェイントから打つパンチ!
あれが、破壊力が抜群!
なんなんだろう、あれは!?

そして、もう一つの恐ろしい武器がスイッチだ!
コンビネーションも速く、
パンチは色々な角度で多彩に放つ!
そのパンチの中でも、死角から入ってくる大きな弧を描く左フックは大きな武器だろう。

あとは、フットワークやヘッドムーブも勤勉にこなす。
ただ、その割りに無駄にパンチはもらう。
マルケスの兄が好きな人なら、絶対好きになるだろう!!

…そんなわけで、モンティエルがすごく好きだったので、この試合が日本というアウェーでおこなわれる事をイヤだなーと思っていた。

それに、ワールドクラスのモンティエルに、総合力では長谷川穂積が上回ってるとも思っていたからだ。(あくまで総合力です)
こんな状況の中、もしモンティエルが研究を怠り、慢心の心で最初から攻撃的に前に向かえば、長谷川のカウンターの餌食となる。。。

そんな、ヤキモキした気持ちで当日の試合を迎えた。

試合は、頭っから高度な駆け引きを応酬を!
フットワークのギアを全開に!
僕には分からない次元であろう高度なフェイントの掛け合いを!
こんな神経戦を!
お互いにトップギアに入れてやり合う!!
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「勢いにのってるが故に、
モンティエルが慢心し、最初から攻撃的に前に向かえば、、、」

なんて想像していた自分こそが愚の骨頂だった。
長谷川は、バッタバッタと倒してるイメージがあるが、実は判定まで行く試合は目をカットをしたり苦戦している。
その辺の事は、モンティエルの陣営と共に考えてアウトボクシングの神経戦を選んできた!

中盤から、長谷川のスピードが落ちたり、
ハンドスピードになれた段階から、
二手、三手とモンティエル陣営は手を打っていく計画なのか??

そんな想像をしながらも、ギリギリの神経戦をこなす二人に見入ってしまう。
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結果、長谷川穂積は恐ろしいスピードの左ストレートと右フックを皮切りに、少しずつヒットさせてポイントを奪っていく。
迎えた4R、長谷川にスピード感の落ちる気配もなく、
むしろ手数が増えてくる兆しさえ見えた中、、、

4Rの残り10秒というところで、

モンティエルは、サンデーパンチの左フックを死角から浴びせた!
しかも、スイッチを交えて!
これは、マンガの世界のようだった!!

KOへの軌跡となった左フックは

一発目は右のショートストレート(これは捨てパンチで同時に右足をだし、スイッチをする)
⬇︎
繋ぎの速いチョコンとした左ショートフック
⬇︎
距離の詰まった所で振りぬくフック!
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何ともいえない高度なテクニックだった。
あんなもの、スローじゃなかったらつなぎの左フックなんて見えない!

今日は、ここまでー