「ドストエフスキーの言葉」、発売 | ロシア・旧共産圏諸国SF関連ニュースblog

「ドストエフスキーの言葉」、発売

カラマーゾフの兄弟』新訳で話題の亀山郁夫氏が、本書のためだけに「序文」を特別に執筆! 『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『白痴』など、人類史に残る作品の数々を遺したドストエフスキー。 村上春樹、手塚治虫、黒澤明、アインシュタイン、フロイトなど、その作品から多大な影響を受けた人物は数知れない。
名実ともに、19世紀のロシア文学を代表する文豪と言っていいだろう。 誰よりも深く「人間」について考え抜いたドストエフスキー作品の魅力は、まさにその言葉にある。 そんな珠玉の言葉の数々から、現代を生きる私たちの人生を豊かにする、魅力あふれる言葉を拾い上げたのが本書である。 ドストエフスキーが生きた農奴解放直後の19世紀後半のロシアは、突然の開放感とともに、漠たる崩壊感覚に満たされていた。 そこに生きる人々の精神的状況は、現代の日本とはおよそ異質な文化、異質な社会にありながら、おそろしく類似している。 苦しみや哀しみに満ちた世界を描きながらも、そこに生命のきらめきを発見できる稀有な作家、それがドストエフキーだった。
「人間が不幸なのは自分が幸福であることを知らないからだ」 「人間がいちばん恐れているものはなんだろう? 新しい一歩、自分自身の新しいことば、これをなによりも恐れて いるんだ……」 「人間の自尊心というものは、どんな手品でもやってのけるものである」 130年以上の時を超え、ドストエフスキーの洞察に満ちた言葉が、あなたの人生にきらめきを与える!




ドストエフスキーの言葉
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