「クリープのないコーヒーなんて」のCMで一世風靡した、あのクリープを見ると、ある失敗の思い出でに行きつく。
大学1年、初の一人ぐらしで迎えた正月。
年末までに銀行からお金をおろしておかないと、正月3が日はATMが開かないことに気づいていなかった。 時代はコンビニATM登場の遥か前。
現金がない。 クレジットカードも持っていない。
心当たりの同級生は、ことごとく帰省。
実家に電話しても、「現金書留は、正月は無理」どの手段も現金がなくては実行できない。
その日食べるものが買えない!!!
困りはてた勝帝は、当時アルバイトしていた大学の計算機センターにやってきた。
誰もいないのをいいことに、来客用のクリープと砂糖を食べて飢えをしのいだとさ。 戦後の脱脂粉乳も、こんな感じだったのかも。
人生とは失敗の積み重ねである。