こんばんは。
兵庫県議会議員の大前はるよです。

今日、平成28(2016)年1月17日で、阪神淡路大震災発生から21年が経過しました。

震災以降、毎年この日には西宮市から神戸市にかけて、
当時の被災地域を歩くメモリアルウォークが開催されています。

最も東側のスタート地点である西宮市役所前では、
例年に比べて参加者が少ない印象でした。

私は震災当時、小学5年生で
震災で家族や友人を失ったり、家を失うことはありませんでした。

震災後数年間は
自分が西宮市で生まれ育ったとことを話すと、
震災で大変だったでしょう、と気の毒そうに聞かれることがよくありました。
でも、言われるたびに申し訳ない気持ちになりました。

でも、家族のきずなや、仲間の大切さ、地域の支え合いなど、
様々な経験をしていく中で
自分を責めるような申し訳ない気持ちよりも、
当時大変だった人たちの悲しみや苦しみ、力強さを考えるようになりました。

毎年1月17日が近づいてくると、
当たり前の幸せやありがたさについて考えたり、
命や死について考えたり、
なんともいえない特別な気持ちになります。

この時期になると、
阪神地域では
普段の会話でさえ震災や命の話が自然と増えるように思います。

阪神淡路大震災の被災地域から離れたところでも、
こんな特別な雰囲気になるのでしょうか。

震災を乗り越えて、
素晴らしいまちを今日まで作り、支えてきてくださった方々に感謝しながら
あすからも頑張って働きます。


はるよ