ご開帳が行われた。 寅薬師で 12年に1度寅年に開帳される。
土曜の千円高速を利用するため 9日に行く事にしました。
三連休の初日という事で 午前5時40分に出発。 本当は、5時半出発の
予定でしたが 寝坊した為 10分遅れました。(いつものようにT氏と行ったの
ですが、T氏には平謝りです。)
寝坊の為 歯も磨いておらず 途中のサ-ビスエリアで歯磨きし顔も洗い
お薬師様に失礼のない様にし 午前9時10分に薬師堂に到着。
実をいうと長岡行は 今年3度目です。 5月9日の医王山寛益寺薬師仏と
7月18日の石動山延命寺の地蔵菩薩の御開帳に来ています。
ご開帳の多い処という事でしょうか?
伝統がうまく継承されているという事でしょうか?
信心深い人の多い処だという事でしょうか?
ここのご開帳は珍しく 寅年の春と秋にあるようで4月に行われたことを
ネットで読みました。 従って今年2度目のご開帳となります。
御堂の前に駐車場があり 車を降りると 薬師堂が見えます。
新しいお堂で まだ白木の匂いがしそうです。 お堂は戸が開き 中に
御世話する人たちがいます。 今日の新聞で見たという人たちが 薬師様に
会いに来ています。
あとで私も新聞を読みましたが 中越地震でお堂が壊れ 3年前に復元された
そうです。 そのお堂のお披露目で 3年前にも開帳されたそうです。
地域の人に愛されている仏様だということが分ります。
お薬師様自体は、厨子の中に居た為 地震の被害はなかったそうです。
御堂の内陣まで解放されていて お薬師様を目の前で見る事が出来ました。
御顔は 美男で 本当にいい仏様です。
周りには12神将も揃っていますが、姿は崩れています。 古いものだと
分ります。 良く見るとお薬師様も足の方(座像です)は、小さな穴が
開いて(虫食い?)ます。 胴はそれより新しい感じで 頭部はもっと若い
感じがします。
像は、古いもので 何回か補修されているとのことですので その所為かも
知れません。
世話人の方がこう云ってました。「私ら、他のお寺の仏様を見ても 感心しない。
この仏さんを見てたら 他のは大したこと無い。」 そう言うのも もっともな
お薬師様のお姿です。 (下のサイトで薬師様が見れます。)
http://gatabutsu.net/tag/%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%A6%82%E6%9D%A5
仏様を見た後 お接待がありました。 御茶が出たのです。
そのお茶が少しくすりっぽいので このお茶は?と聞くと 袋を出してくれました。
それは、滋賀の小林順血五香湯という薬?でした。 いわゆる血の道に効く
らしいのです。
さすがお薬師様の出されるお茶だけあって 女性にやさしいお茶という訳です。
少し元気になった気がして 次に向かいました。
中之島薬師堂には、午前9時半頃まで居ました。
その後、長岡市の宝生寺に行きました。 10時15分に着きました。
宝生寺に来るのは、2度目です。 今年の7月18日に来てます。
その時は、寺の人がおらず 勝手に観た覚えがあります。(7月22日付け
のブログに書いてます。)
今日は、大黒さん(おかみさん)が出てきて 説明して頂けました。
明日10月10日にこの寺の開基1千年祭が行われるという事で忙しそうな
ところ わざわざ説明して頂いたのでした
その1千年記念法要の為に 回向柱も立っていました。 雨が降っていて
濡れないようにしていると思っていたのですが、明日序幕式があるのだ
そうです。
本堂の左手の木喰堂に入れて戴き(7月は外からでした。)真近で見る事が
できました。 真中に木喰自刻像がありそれが すごく可愛らしく
まるくまんまるな感じが出て 良かったです。
木喰さんは、昼は説教して歩き 夜に彫るという生活をしていたという事で
滞在40数日で34体の仏像を彫っているのですから その超人的な活力は
驚きです。 仏像は、下のサイトで見られます。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/rekishi/jinjya/mokujiki.html
木喰上人は、その時 弟子を2人連れていたという事でした。
大きな1本の銀杏の木で 34体すべて彫っているそうです。
当然 大きな銀杏の解体等は 村人も手伝ったのだと思いますが それでも
西国33観音を 彫るのは 不可能に思えます。
私は、子供を抱いた如意輪観音と木喰自刻像が 気に入りました。
それ以外も 全てがほほ笑みの像で 本当に癒されます。
午前10時50分に宝生寺を辞し 上前島金毘羅堂に向かいます。
午前11時15分頃着きました。 ここは寺ではありませんので 常時人が
いません。 電話で事前にアポを取らなければいけません。
当たり前に 人は居ず お堂の写真を撮り 次に向かいます。
新潟は、所沢からは千葉に行くより 手軽にこれますから 又来る機会は
在ると思います。 その時は 連絡してから来ましょう。
次は魚沼市の円福寺を目指します。
続く