人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?
山本一成著
ダイヤモンド社
著者はコンピューターの最強将棋プログラム「ボナンザ」を開発した方です。
近年、将棋や囲碁と云ったゲームで遂にコンピューターがプロ棋士に勝つようになりました。
そのようなニュースをぼんやりと聞いていたのですが、改めてそのことを考えると本当にスゴイことなのだと実感しました。
ニンゲンにとって囲碁以上に難しいことはあるのか、ともこの本の中にあります。
以前簡単なゲームソフトの将棋をやっていましたがワタシでも勝てるくらいでした(2000年代初頭だったかな)。
それが今ではプロ棋士に勝つ。
AI(人工知能)のスゴさの一端をこの本から充分に感じ取ることが出来ます。
と云うかもうAIはワタシ達をとっくに凌駕しているのかなとも思います。
知らぬは我々ニンゲンのみ。
いつシンギュラリティ(不可逆的な動きが起きる歴史的なポイント)が起きるのか。
そろそろなのか、まだ先なのか。
ウルトラセブンの腕時計型ビデオシーバーも当時子供心にこんなの無理でしょうと思っていたら今や別に腕時計型ではないけれどスマホで出来ちゃいますしね。
こんなこと起こらないよなんてことが起こるのです。
ワタシとしてはそれよりこの本の中に自分のイマジネーションに響く言葉がいっぱいあったことの方が収穫。
黒魔術、ドロップアウト、モンテカルロ、守破離、エレガント、エレファント。
(「守破離」はiPhoneだと一発変換ね)
PDCA。
刺激を受けました。
AIに負けないようにがんばって何か(音楽しかないけど)にフィードバックさせようと思います。
ここ最近で一番心揺さぶられた本、でした。