前回の記事の続きです。前回は前置きだったので、今回は本題に入ります。
私が観劇したのは2014年4月19日(土曜)夜公演ですので、その回のレポになります。
ストーリーのネタバレはありませんのでご安心下さい。
席は1階3列目でしたので、細かな表情まで良く見えました。
17時開演予定でしたが何故か押して、実際には17:08分頃の開演でした。
開演してすぐの出だしは小野Dから!! イエーイγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
小野Dは「直樹」という役名で、目黒区在住の旅行会社に勤める35歳、婚約者のハルカとの結婚を控えた男性という設定です。
婚約者役は高橋由美子さん! イエーイ!!
昔から大好きな女優さんなので、生で観られて嬉しかったです。
由美子さんが主演のテレビドラマ『南くんの恋人』は、暗記するほど何度も観てた!!
その頃からずっと、こんなにキレイな顔立ちの女性って二人と居ないのではないか、と今でも思ってます。
あの頃からは20年以上経ってるけど、今でも超絶美人&美声は顕在でした。
そんな由美子さんを生で見られたなんて、なんて幸運なんでしょう。
機会を作ってくれたDに感謝!!
ハンサム代表、小野大輔と美人代表の高橋由美子。
この二人が婚約者同士を演じるなんて、これだけで一見の価値あり。
この二人のステージ上での存在感・・・というかオーラが半端なかったです。
昭和の美男美女の舞台は、本当に圧巻で見ものでした( ̄▽+ ̄*)
で、ここからは物語を追ってみます。ネタバレはしませんのでご安心を。
小野D・・・もとい、直樹が購入したハンディクリーナーのクレームを家電メーカーに電話したところ、その応対をしたクレーム担当社員が、小学生~大学生時代の親友の「良輔」。
この良輔役を中川晃教さんが演じています。
社会人になってからは10年以上も連絡を取り合ってなかった二人ですが、このクレーム電話をキッカケに、親友同士だった過去の時代を回想するというストーリーで舞台は進行していきます。
まずクレーム電話のやり取りでお互いのことを気付いた時、一番最初の回想シーンでは、二人の小学校の校歌を歌いました。
つまり、この朗読歌劇のセトリ一曲目は「校歌」ですwww
その後、二人が生まれた頃のヒット曲「宇宙戦艦ヤマト(1974年)」が唄われました。
イントロが流れた瞬間(ピアノの生演奏ね)、「おぉ!!」と心の中で叫びました。
客席もザワつきましたね。
ヤマト2199で主役を演じた小野D用にこの曲を用意したのかな、と思って。
ここで一旦、回想シーンから現在に戻って、現在のヒット曲「創聖のアクエリオン(2005年)」というアニソンが唄われました。
この後の回想シーンでは小学校~中学校がメインとなり、歌が続きます。
1989年 仮面ライダーBLACK RX
1989年 川の流れのように/美空ひばり
1991年 I LOVE YOU/尾崎豊
個人的には尾崎の「I LOVE YOU」がぐっときました。
尾崎のことを思い出しちゃって、辛くなりました。
カラオケでDAMの「I LOVE YOU」は本人出演映像なので、唄うたびに号泣するという・・・。
ちなみに、ここまでは男二人の歌でしたが、この次の「さよなら夏の日」から女性出演者が歌に参加します。
1991年 さよなら夏の日/山下達郎
1991年 ラブストーリーは突然に/小田和正
1992年 君がいるだけで/米米CLUB
1993年 愛のままにわがままに、僕は君だけを傷つけない/B'z
1993年 YAH YAH YAH/CHAGE&ASKA
このあたりから高校生のシーンになります。
小・中は同じ学校でしたが高校では離れてしまった二人。
でも連絡はとっていたみたいで、良輔(中川晃教さん)の野球の試合に直樹(D)が応援に行ってるという場面があります。
この試合で良輔は大怪我をして病院に担ぎ込まれます。
この時にお見舞いに訪れた直樹と、一緒に病院を抜け出した時に出会ったのが、この物語のキーパーソンの「彼女」。
この重要な役を仁藤萌乃さんという人が演じてました。
この仁藤萌乃さん演じる「彼女」と、良輔と直樹で三角関係のような三人の友情が始まります。
この「彼女」と二人が出会った出会いのシーンで、彼女が自宅の屋上で唄っていたのが、松任谷由実さんの「春よ、来い(1994年)」でした(仁藤萌乃さんソロパート)。
この「彼女」との出会いが良くも悪くも、良輔と直樹のその後の人生に大きな影響を与えました。
ここで暫く当時の回想シーンが続き、そのあと、現在に戻って高橋由美子さん演じるハルカのソロパート
直樹は大学時代の例の「彼女」とのある出来事を引きずっていて、誰にも心を開けず、前に進めない、人生を諦めたような人。
そんな直樹と別れることになってしまったハルカ。
1999年 カブトムシ/aiko
由美子さんは、婚約者の直樹への想いを切なく、ありったけの包容力で唄いました。
恐らく観客は、ハルカと直樹が本当に別れてしまって、ハルカに見捨てられてしまったら直樹は一生ダメになってしまうんじゃないかと思って、なんとか直樹が改心して、ハルカにだけは心を開けるように、そして諦めたような人生をハルカと一緒に取り戻して!!そんな気持ちで観ていたと思います。
ここで、由美子さんとDのデュエット。
1996年 誰より好きなのに/古内東子
この別れの後、直樹と同棲している家に荷物を取りに来たハルカ。
愛犬マロンをどっちが連れてくか直樹と話し合うのですが、人間には心を開けず、ハルカのことはあっさり手放した直樹ですが、犬のマロンには異常に執着し、絶対にマロンは渡さないと強く意思を主張してました(←その執着心をハルカに向けろよwww)
自分の意思を主張してハルカに受け入れられたことがキッカケになったのか、過去のトラウマを少しずつハルカに打ち明け始めた直樹。
少しだけ心を開き始めたのでしょうか。(←いまさら???www)
この後、直樹はハルカとのやりとりの中で、昔の例の「彼女」の父親から言われた言葉を思い出します。
当時は乗り越えられなかった苦しい思いを、ハルカの広い愛に包まれた今、過去を乗り越えて前向きに生きよう・・・という気持ちになっていきます。
同じころ、良輔も合唱仲間に言われた言葉をキッカケに、例の「彼女」の父親の言葉を思い出し、直樹と同じタイミングで過去を乗り越えていきます。
最後はキャスト全員で大合唱。
2013年 さぁ鐘を鳴らせ/DREAMS COME TRUE
全員が脱いだ上着を放り投げて踊りながら唄い、観客は手拍子をしました。
ストーリー自体は、時が止まったまま大人になりきれてなかった二人の‟男の子”が、シリアスな過去を乗り越えてやっと大人の階段を上り始めた、そんな前向きなエンディングでした。
ちなみに途中で小野Dが「桜坂」を唄う場面がありました。
ホントに福山さんソックリでしたよ。
いつも思うのですが、小野Dの福山さんのモノマネ、凄く似てる!!そっくりだよね。
自信もって、もっとやったほうがいいwww
そしてカーテンコールでは出演者達がみんな仲良さそうで、とっても嬉しかったです。
プロの歌手・役者達の間に、たった一人シロウトみたいな小野Dが、仲間外れにされてしまっていたり、居心地の悪い思いをしているのではないか・・・と心配していたので、あんな風に愛されているのをみて、安心しました。
小野Dは共演者に愛されてた!!
特に中川晃教さん。
もう本当に小野Dが好きで好きでたまらないように見えましたよwww
互いに「小野D」 「アッキー」と呼び合ってるそうです。
ステージ上でも中の良さが伝わってきて、小野Dに別な業界のお友達が出来て、とっても嬉しかったです。
またぜひ、共演して欲しいと思いました。
今回の作品は本当に素晴らしかったです。
素敵な作品に小野Dが出演できて、嬉しいです。
小野Dを起用して下さった方、スタッフの皆様、共演者の皆様、素晴らしい作品を提供して下さって本当に有難うございました。
遠路はるばる観に行って良かったです。 またやって下さい。
そして、これからも小野Dをよろしくお願いします。