おのころ心平です。
人間関係の問題が、
自分と相手との
二者間で解決を図ろうとしても、
なかなかうまくいかない
ことが多いのはなぜでしょう?
その理由は単純です。
あなたも相手も、
ひとりで生きているわけでは
ないからです。
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たとえ今、目の前のAさんと
言い争いになっているとしても、
Aさんと私には共通の友人(Bさん)や
知人(Cさん)がいて、
Bさん、Cさんの作用も、
Aさんと私の言い争いに関与しています。
狭い意味では、
Aさん- 私の対立構図も、
広い意味では、
Aさんと私とそれを取り巻く
友人関係や職場関係の
問題であったりするということです。
ですから、
職場や家庭での人間関係トラブルは、
二者間で解決させようとはせず、
上手に第三者に関与してもらうことが肝要です。
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たとえば、
知り合いで嫌味な人がいたら、
「○○さんが、△△さん、本当はすごく
親切な人なんだって言ってました。
でも、ナイーブだからわかりにくいのよねぇ、
とも(笑)」
と言ってみたり、
職場で話の長い人がいたら、
その人よりも上司を引き合いに出し、
「プレゼンや伝達は短く話すことが
大事な評価基準って会議で話していたらしいです。
私も気をつけようと思います」
と言ってみたり……。
会話の中に、第三者の発言を
うまく組み込む法、
これを「ウィンザー効果」と呼びます。
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カウンセリングにおいても、
僕はこの法則をずいぶん用いました。
あるクライアントさんのある問題は、
決してその人だけで
完結する問題ではないし、
僕とクライアントさんだけで
解決できるものではない。
その人を取り巻く小集団における
パワーバランスが重要なのです。
いま目の前にいる人から
解決を引き出すのではなく、
回り回って芽が出るような、
人間関係全体に種を植えること。
まずは、あなたの周囲の
俯瞰図をスケッチしてみましょう。
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秘伝の「宿曜盤」を使っての
人間関係6つのパターンを導き出し、
あなたの周囲の人に当てはめ、
改めて距離感の見直しをはかる
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~人間関係相性編~
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