みなさんこんにちは!
笹竹 政村です。

A男(30代中盤)は、仕事は一流企業勤務で非常にデキる男なのですが、
変に多弁すぎる上に、女性を口説くベクトルがいまいちぶれている観があり
これまで全般的に女性受けが良くなく、
実母からは「できちゃった婚でもいいから、早く結婚してよ!」―
とずっと重圧をかけられてきていました。

過去に私の人脈の秘蔵っ子、麗しの梨子ちゃんを紹介したものの進展もなく、
「彼はなかなか難しいかもしらんな・・・」とも思っていました。

それが今年になって「結婚(入籍)しました!」
とまだ見ぬ配偶者と連名で賀状がきた日にゃあ、びっくりしたのなんのって!

彼自身、異例の昇進で仕事は大変やりがいのあるポジションについたものの
想像をはるかに超えた仕事上の重圧は大変なものがあり、
職責に苦しんでいたことは私も知っていました。
そんな状況下、きっと連名の女性は彼をしっかり支えたのでしょう。

男が苦しんでいる時、つらい時に、痛みを分かち合ってくれる女性は本物です。
またその厳しい環境が、少し構えすぎていた節のある
彼の行動や仕草をほぐし、より柔らかなものにし、
女性に受容される人柄に変化させたことは想像に難くありません。

男は強くなければなりませんが、かといって強すぎても女性にモテない―
という傾向があると思いませんか?

『この人は私がいないとダメなんだ!』―

そんな風に、女性の”プライド”と”一緒にいることの必然性を”感じさせる弱さは
鎧をまとってがんじがらめに頑なに、その弱さを隠すのではなく
”等身大の自分”として振舞ってみる勇気も、時には必要か―と思います。

かといって、弱みを売り物にしてジゴロのような生活をしろ! 
といっているわけではありませんので・・・(^^;。


弱音を全く吐かない、自分をさらけ出さない・・・という
男性が女性に対して【良かれと思って取る言動】は、
実は多くの女性を孤独にし、不安にさせます。


女性自身が積極的に対象の男性と関わっていけない、
いまいち身近に感じられない・・・という状態では
いくら相手がデキる男でも女性は近づかない、否、近づいていけないのです。

女性は享有することを求め、疎外されること、無視されることを非常に嫌がります。

「一緒に~しよう」
「僕たちで~に行こう」

【一緒に】
【~たち】

この二つは女性と親しくなる上で
必須のキーワードですので、男性諸氏は強く念頭において下さいね。


このA男の例でも解かるように、
独身としての生活が仕事に、遊びに、活力に漲っている時
或いは、一人でそれなりに楽しめる生活を送っている時は
むしろその勢いに反比例して、女運がなくなる傾向があるきらいがある
と思います。

仕事や人間関係でクタクタになり
精神的に追い詰められた状態の時の方が
男の【要らぬ虚栄心】が殺がれますから、

対象の女性に対して素直にもなるし
意見にも耳を傾けるようになる・・・

そして何より、対象の女性が精神的支柱になりますので
相手に対して非常に優しくなり、二人の時間を慈しむ気持ちが生まれ
穏やかな眼差しで彼女を見つめることができるようになるのかも知れません。

「今、オレは女のことは除いて何もかも順調なんだけど
オレに不幸になれって言うの?!」―

という問いが聞こえてきそうですが
生活全般がうまくいっているならわざわざ不幸になる必要などないです。

そういう場合は
ここまで記した事柄を踏まえ、自分の言動を客観視する目を持ってみましょう。

調子に乗って、オレオレトークに陥っていないか・・・
心の奥底は、自分を良く見せようと虚栄心で満ち溢れていないか・・・
自分の主義主張、趣味、嗜好を押し付けようとしていないか・・・

そして
【僕たちで】【一緒に】楽しもう!
という享有感覚と共感能力を持って
お相手と対峙(たいじ)しているか・・・


<第二の目>で自分を観察し、
自分の誤った女性に対するベクトルを修正してみましょう。