同業他社との比較の大切さと『気づきの心』 | らーめん一心屋店主のブログ★余命一年感覚の生き方★

同業他社との比較の大切さと『気づきの心』

人間は比べる物ではありませんと、よく言われます


自分は自分、他人は他人というふうに、価値観も違えば歩むべき道も違うからでしょうか


しかし、企業や経営は別だと思います


同業他社との比較は大事な事だと思います


例えば、ラーメン店ならば、他店と比べて自店の味はどうなのか?サービスは?接客は?コンセプトは?店の作りは?お客様に伝えたい事が明確に伝わっているのか?それらが上手く表現できているのか?等


全てにおいて自店を自己採点する必要があると考えます


それら全ての項目の総合点が自店のクオリティーだと思います


一つの店舗の中で年中働いていると周りが見えなくなりがちです


自店の味は、日本一だ、サービスも接客も最高だと錯覚する経営者は、ただの


『裸の王様』です


そんな経営者よりも、いろんなお店を食べ歩くお客様の方が、よっぽどラーメンやラーメン店について情報も知識もあります


裸の王様経営者が、そんなお客様を相手に商売をしていても、お客様を満足させれる筈がありません


裸の王様的な経営者では、成功する事は叶わないと思います


『あんな店は邪道だ』


『あれは、ただの流行りものだ』


見もせず、触れもせず、先入観や固定観念や固定概念だけの経営者は、ただの愚か者だと思います


同業他社との比較を常日頃から意識していないと、常に業界トップクラスに君臨していくのは不可能だと思います


目指すべきクオリティーは必ず業界内に存在します


目指すべきビジネスモデルも業界内には沢山あります


身近なところにも比較対象は存在し、さらには学ぶべき事は沢山あります


どんな業態、業種でも、必ず業界内での切磋琢磨があり、業界文化が向上して、業界という環境が、おのおのの会社やお店を成長させてくれるものだと考えております


ならば、自店だけに視点を留めるのではなく、同業他社に視点を向ける事が、自店に足りない部分であったり、自店が優れている部分に気づく良い機会だと思います


業界内には、まだまだ自店が取り組んでいない事や新しい発想等、学ぶべき事が沢山埋もれていると思います


上手くいってる会社やお店と自社、自店との比較の中で必ず、『気づきの心』というセンサースイッチが働く筈なのです


もし、このセンサースイッチが働かない人なら元々、経営者には向いていないのでしょう


同業他社との比較は、ただのモノ比べではありません


『気づきの心』をフル稼働させる絶好の機会なのです


成功、成長する種は業界内に沢山埋もれています


ただ、それに『気づく』か『気付かない』かの差は確実に出てくるでしょう。