寸胴鍋のすべらない話 | らーめん一心屋店主のブログ★余命一年感覚の生き方★

寸胴鍋のすべらない話

昨日、5年間使っていた160L、60cm寸胴がダメになりました。


あまりに歪み過ぎて、蓋と合わなくなり


あえなく現役引退する事になりました。


『5年間、ありがとう!!』


そんな気持ちになりました。


物にも魂は宿るという言い伝えがありますが


商売道具は、特にそんな気がします。


本店の二階は、道具の物置場になっております。


特に寸胴鍋は、各種サイズが豊富に揃っていて数えた事は、ありませんが、かなりの数の寸胴鍋が所狭しと並んでおります。


鍋屋でもできる位の数です。


別に鍋マニアという訳ではありませんが


長年このラーメン屋という商売を続けているうちに増えていきました。


自分のスキルや、お客様増に伴って鍋のサイズも変化していき
ました。


ほとんどがリサイクル品ではありますが


飲食店専門のリサイクルショップの店長の話では


中古厨房器具の80%がラーメン屋の道具だという悲しい現実を聞かされました。


新しくラーメン屋が開業しても、一年以内に廃業してしまうラーメン屋が非常に多いという悲しい現実。


だから、リサイクルショップにはラーメン屋の道具がいつでも豊富に揃っている訳です。


私は、リサイクルショップで道具を購入する時に、必ず心の中で呟く言葉があります。


購入する中古の道具に向かって呟きます。


『俺の所に来たら、もう何処にも行かなくていいよ!』


一心屋には、沢山のリサイクル品の道具が大切にされ、今日も現役で活躍しております♪