金の背骨 | 白と黒 太陽と月

白と黒 太陽と月

楽しいこともせつないことも。胸に毛玉が詰まる前に。

大事な物を預かってると、背筋がピンと伸びる。


誰も、見ていないのに。


無くしちゃいけない物を何も持たないあたしは、不慣れな緊張感を心地よくすら思う。


ロッカーに入れて鍵をかけても、それは背骨になってあたしを支えている。