夏の時期なんかに夜勤バイトしてしまって、朝の強い日差しの中家に帰ってくるのは本当に苦痛でした。
・・・一年前も、ちょうど夏の時期に掛け持ちで棚卸しの夜勤バイトしてた。
はあ
-------メール便を仕分けながら、「こんな仕事してるの、あの人はくだらない女だと思うだろうな 思わなくても、自分とは世界の違う関係ねえ女だと識別するんだろうな」 と思っていた------------
しかし勤務している人は、バイトさんも社員さんも、みんな気のいい人ばかりなんですよ。
怠ける人はいないし(作業スピードは知らんが)、態度悪いバイトなんていないし、(真面目にやれない人間ができる仕事じゃないしな)
社員さんも、怒ったり作業をせかしたりさえしないです。もっと言ってもいいくらい。
もともと大変な作業だから怒らないようにと教育されているんでしょうか。
日曜になるといきなりでかい顔してイヤミを言ったりする人がいるんですが。みんなその人のほうがおかしいってわかってるんで。
社員さんはさすがすごい手さばきが早いのですが、それを見せられるとこちらもどうしてもリズムにつられて早くなるのですが、「早くやって」とはいちいち言わないんです。
本当にいい人ばかりなんです。
人間関係苦手だというかたとか、いいと思います。休憩中も別に話したくなければ離れていればいいし、
全然問題ないです。接客じゃないし、それだけでとてもとても気持ちがラクなんです。
休憩は22~7時の中で2回にわけてありました。夏はハンパねえ水の摂取量です。
私は絶対的人見知りなわりには、なんだか気の合う人がすぐできて、休憩中も帰りもいっしょでした。
歳の違うおくさんや、大学生のことも仲良くなれました。暑すぎてたぶん細かいこと気にしなくなってたのか頭が麻痺してたのか
本当に人と関われる人間じゃないんです 私・・・・
ひたすら住所を見て仕分け、その区の箱がいっぱいになったら、その区ごとに分けられた場所に運んでいきます。5、6メートル先くらい。
その運ぶのが嫌いでした。仕分けだけできれば全然いいけど、重くなるんですよ。
カタログなんて沢山入ってたらもう引きずって行きたい位だし、
最後にはそれのみを繰り返して大きなカゴに積み込まないといけない作業が多いとき・・・・肩から腕が痛くなります。
男女平等とは言え、やはり女が簡単にできる仕事ではないのです。普通の細い女の人が多くいますけど。ちょっと太ってる男の人がいましたが、いいダイエットになるんじゃ・・・・・
そしてこれまた夏のときが辛いんだけど、大~~~~きな機械の前の広~~~~い範囲を歩きまわって、必要なとき大きなケースを持ち上げたり差し込んだりする作業を任される日がたまにくるのですが、それを一日中やるのは、夏ホントに死にます。もう死ぬ。もうダメと思った。
でも涼しくなった今では、そう大変ではありません。むしろメール便の集まった重たい箱を運ぶよりマシ。
夏の間は、着替えなければとてもじゃないけど帰れはしませんでした。
もうトイレに入って、しかも個室じゃない外のとこで、「ああああああついいーーーー!!!」って脱ぐんです。ちょうど広い物置棚があって。「ここで着替えさせること想定して作ったのか!?」っていう。
向かいの佐川急便倉庫の窓から見えてやしないか気にしながらいや結構離れてるけど。
ずっと作業しているんだけど、単純作業のためか、しょっちゅういらんことを考えていました。
98%、嫌なことばかりでした。
暑いからというのもあったかもしれないけど、単に、考えてしまうと嫌なことしか浮かばない思考のせいだと思う。私の問題です。でもこういう作業になれてくるといらないことを考えてしまうものなのかな。
でも心の中でやっぱり、「こんな状態の私ってどうなの」という思いから、人に八つ当たりしてたんだと思う。
知り合いの誰かとか 気に食わない有名人にとか 好きな人にたいして 気にしている人に対して
どうせ私のこと くだらない低次元の人間だと思ってんだろって
自分で、自分はこれくらいのことしかできないと思ってるから、それに見合った場所にいるんでしょ。
汗だくで女が こんな大変な力作業して、この東京ならいくらでも他に沢山ありそうな仕事をどうしても選択できなかったの。私という人間は。
どうしてこのきらびやかな東京で・・・・・
私が、このようなところ、このようなゆるい条件でのところしか選べない人間なのは、私のレベルの程度がわかると
とにかく私はクロネコの作業に関係なく、頭に考える隙を与えると、すぐにいやなことを考え出す。
私の現状 将来 人と比べること
8月暑い中ずっと信じられないほどずっと、作業中、嫌なことばかり頭グルグルしてた
調子のいいときは頭の中でずっとなつかしアニメソング流してたけど・・・
私どうしてもどうしても 好きなことをする『自由』だけは 譲れない人生だった
ゆずれない『自由』が、どうしてもこんなキツイバイトじゃないと手に入れられなかった
どうしても 行きたい所 したいことは譲れなかった それをしなきゃ 生きてる意味ないから
でも あの人 結局私のこと別に 誇りになんて 思ってくれたとしても やっぱり別次元の人間
ていうことを頭の中で延々と 八つ当たりしていた
クロネコメール便に言いたいこと 続く