既製品クラブであればドライバーはロフト9.5度のシャフトフレックス(S)が一番の人気スペックとなります。
アスリート系のクラブになれななるほどその傾向は強く出ます。
しかし、実際計測してみると打ち出し角不足で飛距離をロスされている方が結構多いのです。
折角速いボール初速が有っても十分な高さが確保できなければ飛距離が出る前にボールは着地してしまいます。これは有名なクラブメーカーの最新モデルを計測してみた画像です。
リアルロフト12.5度です。
ヘッドに書かれたロフト表示は10.5でした。
メーカーとしてもクラブを購入頂いたお客様にはビッグドライブを体感頂きたい。
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でも、12.5度とクラブに表示してしまうと客様はそのクラブを手には取ってくれない。
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そこでメーカーは10.5と書いたヘッドのリアルロフトを12.5度にする。
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球が上がる。
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飛距離がでる。
もう一つ画像を見ていただきます。
最近のパーツメーカーはあまり過度なロフト寝かしはしていません。
このロッディオ S-Tuningも公開ロフトこそ10.5°ですが、設計ロフトは0.5°プラスの11.0°です。
当店計測もぴったりの11.0°でした。
これはパーツメーカーからのメッセージだと受け止めています。
安易にお客様の知らない部分で設計をずらすのではなく、現状を正確に明らかにすることで、お客様に自分に合ったクラブを探し求めていただこうと考えています。
店主 船橋