Maglieです。
オッサン2号のお話いきます♪
オッサン2号に出会ったのは30歳くらいの時です。
私は滅多にギャンブル(パチンコ)をしないのですが、若い頃は夫と
と~~きど~~~き パチンコに行ったことがあります。
これがまた・・好きじゃないものだから・・ 負けないんですよね。
今までパチンコで負けたことなしです。
だけど、玉が入って回って揃っちゃうといつまでも店内に居ないといけないので
勝つと夫に台を任せて私は帰っちゃってました。
基本、パチンコ屋が嫌いなのですよ。
でも、時折なら夫に付き合うつもりで出かけていたんです。
昔、一時的に 「一発台」というのがあって、中央の微妙な一か所の穴に入ると
くじを引けるんです。 クジには金額が書いてあって
3万 5万 7万
引いた金額分の玉を出してもらえるという やる人間の運だけが勝負みたいな台です。
その中央の微妙な穴に入れるために みんな何万もすってしまうのですが
これまた私ときたら 1000円も使わないうちに入っちゃうんですよ、その穴に。
で・・・くじを引いたら 5万とか・・7万とか引き当てちゃうんです。
それが一度ならずも何回やっても引き当てる
でも‥本人は好きじゃないから 通い詰めることもない。
たまに行くたびに「また、入っちゃったよ、ダリ~~」みたいなノリなんです。
そんな事が数回あったある日 その時もやっぱり一発台で7万を引き当てたんですが
人が座っていなかったはずの隣の台に 不意にオッサンが座ってたんです。
そしてそのオッサンは 突然 ニコニコしながら話しかけてきたんです。
「嬢ちゃん(この時も嬢ちゃん)、ついとるな~。ぼろ儲けやな。」
変なオッサンだったのに 自分でいうのもなんだけど、じつは私、ものすごく素直だったのと
人見知りもしなかったから この時も元気に「ハイ~♪」なんて、満面の笑みで
答えちゃったりして
するとそのオッサンが急にこんなことをいうのです。
「嬢ちゃん、その金どう使う?」
私「どうって?」
すると
オッサンは身を乗り出してきて
「嬢ちゃん、こんな金は泡銭(あぶくぜに)っていうてな、ろくな金じゃない。
だから、こんな金はさっさと世の中に帰さんといけん。
絶対に貯め込んじゃいけんのよ。」
私「え~~?そうなんですか?でも、貯めておきたんですけど・・」と答えると。
オッサンは
「貯めるのは働いて稼いだ金にするんよ。
働いた金しか貯めちゃいかん。泡銭を貯め込むと運を使い果たすぞ。
今日、泡銭が7万入ったなら、旦那の給料から7万を貯めて、その金は
全部支払いに回したらいい・・電気代とかガス代とか飯代とか・・。
とにかくさっさと手放した方がいい。」
そして・・
「同じ金でも、人間と一緒で 生まれが悪い金は身を滅ぼすから
気をつけなさい」・・と、いうのです。
訳わかんないけど、そうなんだ!と、素直に信じた私は オッサンの言うとおりに
すべてさっさと使い果たし、その分の金額を貯金したんです。
その後、そのオッサンに合うこともなく・・現在まで来ているんですが
その教えも 不思議と何か耳に残っているんですよね~。
パチンコもお正月にするくらいだったのですがここ15年位は忙しくて
店に入ることもありません。
パチンコに限らず、
ギャンブルで儲けたお金というのは 自分の運の代価のような気もします
だから、これからも万が一パチンコで儲けたとしても 今後はすべて寄付することにしてます。
動物愛護の方へ!
と・・いうか 私は商売という 自分の人生を掛けた ”でっかなギャンブル”やってるんで
正真正銘のギャンブラーかも・・笑
商売やる人は 絶対ギャンブラーなのよね。
こんなお金にまつわるお話でした。
でも・・不思議なんです
あのオッサン達は 人だったのだろうか???????
なぞ・・