皆様、2019年も大変お世話になりました。
里親様、ワンモアっ子を受け入れて下さいまして、本当にありがとうございます。
2019年を振り返ると、10月の台風19号など、今年は幾つもの災害が重なり、日本国内の広い範囲が大きな被害に見舞われたことは大変残念です。
犠牲になられた方も多く、深く心が痛みます。御遺族のお悲しみはいかばかりかと思いを寄せ、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、被災された方も大勢おられ、寒さが募る師走にも、様々な御苦労が絶えないことと案じ、忘れる事が出来ません。
そして、ワン・モア・フィールドでも、悲しい2019年となりました。
まだ若く、小さなお子様もいらっしゃる、みりょんママこと熊川美玲さんが、2019年11月21日にご逝去されました。
2018年10月より、身体の変調がみられ、検査を重ねてらっしゃいました。2019年春に、癌が2箇所にみつかり、大手術を重ねてらっしゃいました。2度目の手術後の病状が思わしくなく、入退院を繰り替えされていました。
本部からも近くにご自宅があります。
日頃から、お互いの家を一週間に1度~3度行き来させて頂いておりました。
預かりお母さんを休むケジメとおっしゃり、ご自身のご判断で、ワンモア保護ブログと別に、新しくブログを始められました。
お子さんの事や、ご自身の病気の事を、開示されています。
ある日、みりょんママから絵文字もない、短いラインを貰いました。
翌日の仕事の帰りに、みりょんママのご自宅に寄らせて頂きました。
そして、ご家族に促され、2人きりで約1時間お話しをしました。
『天尾さん、春の約束が守れないかも、、、。余命宣告が出て居たの、、、昨夜パパから聞いて、2・3ヶ月って 3ヶ月って何ができるの?』
「有り得ない、、、そんなの信じない!でも、戦う準備が必要な事は解ったよ!何でも、言って 何をしたい 私に出来る限り300%応援するし、みりょんちゃんが体も心も楽になる事全て受け入れるよ!』
みりょんママの思いと、心配事 して欲しい事を全て伺い、一番手の掛かるカケルを引き取る事を決めて、そのまま カケルを連れて帰宅しました。
みりょんママは、本当に私にカケルを預ける!つもりだったんです。
みりょんさん病気の事は、しばらくワンモアの仲間にも伏せていました。仲違いした訳でもないのですが、不思議に思ってらしたメンバーさんもいらっしゃたと思います。
みりょんさんのお子さんが、オムツをしている頃から、お子さんと一緒に本部に遊びにも来て下さっていました。
お亡くなりになられる、1週間前に お電話で長くお話しが出来ました。鎮静から覚められて、力強い声だったので、安心していました。
そして、『春には復活します!門シャンの子をケアしてあげたいんです!!』最後の最期まで、復活したい!譲渡会に行きたい!と、言って下さっていました。
ご逝去されたとの一報を貰ったのは、仕事が始まった午前9時すぎでした。それから、3日間は頭が回らなくて思考能力ゼロの状態でした。
思いが募り、語り尽くせない程です。
2019年 忘れる事の出来ない年に成りました。
そして、ご寄付ご支援を賜ります皆様、今年も大変お世話に成りました。ワンモアっ子を健やかにケアと、最良の医療を施す事が出来るのは、皆様からの、お力添えのお蔭様です。
ワンモアフィールドは、まだまだ小さな愛護団体です。
これからも、スタッフ一同心を一つに、皆様のお気持ちに背く事無く、小さな命に真摯に向き合って参ります。
2020年よいお年を、お迎えて下さる事を、願っております。
一般社団法人ワン・モア・フィールド
スタッフ一同
代表 天尾 奈美子