ゆるキャラの中の人
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ある日、台所から長女の叫び声が響いた。







何事かと思い見てみると

窓とサッシの間にヤモリが挟まっていた。


このヤモリ、もう何年も家に居付いてて

もう何年も毎日毎日、決まった時間に

決まった場所に出てくる奴。






家を守ると書いてヤモリなんやでと。



あいついつも窓の外にいるから 

窓を閉める時とか気を付けてやってなと

ついこの間、家族会議で

話してたばかりの矢先の出来事。


長女が戸締りする時にヤモリがいる事に

気付かず勢いよく閉めてしまったらしい。


無理に窓を開けると体がちぎれるぞって事で

1時間位かけて隙間を開けて救出成功


どうなる事やらと半泣きで

良かった良かった;;;と長女。







でも次の日

奥の家の人の自転車に轢かれて亡くなった

のがタイヤ跡で分かった。


まだケガのせいで思うように動けなくて

サッと逃げれなかったのかな~と

その夜はテンションだだ下がり。






次の日の夜

いつもの時間いつもの場所にヤモリは現れた。


あれ?死んでなかったのかなって思って

墓を確認したけどちゃんと埋まっていた。





そいつは少し体は小さいけれど


あいつとそっくりな

窓とサッシの間に挟まれた時の

全く同じキズ持っていた。


あれから毎晩、前の奴の様に

ちゃんと決まった時間、決まった場所に現れる。


君はあいつの生まれ変わりなのか?

またよろしくな。



嫁がちょっと車にガソリン入れてくるって合間に

ちょっと堤防で夜釣りをしていた。

程なくして、釣れますかと声を掛けられて










笑いながら、いやぁー今夜は全然なんて振り返ると





真っ暗闇の堤防にポツンと僕1人だけ。


誰もいなかった。







堤防の下にハシゴか何かで降りれて

そこにも何かしらのスペースがあって

誰かがいるのかな?と思って

しゃがんで下を覗いた。







その瞬間、足の小指がこむら返りになって


覗き込んだまま落下








ハシゴで上がってきて、けっこうな高さの堤防


下は岩とテトラポットと強く打ち上げられる波だけ。


落下する瞬間に見た下の景色

誰もいなかった。


ライフジャケットってやっぱり必要なんだなとか


母ちゃんの顔とか


嫁の顔とか子供達の顔とか


色んな事が頭によぎった。


死ぬんだな

岩かテトラポットか痛いだろうな






刹那


物凄い突風に吹き飛ばされた


後ろにあったクーラーボックスを

通り越して吹っ飛ばされた


それまで風ひとつなかったのに。


いやそれより大人を吹っ飛ばす程の突風って

物理的にどれだけの風速なの?








最初の釣れますかって言った

この世の者じゃない何かに連れて行かれかけた?


助けてくれたのは何者?


まだ生かされるなんてビックリして

柄にもなく手と手を合わせ


立ち尽くして考えていると

おーい帰るよ~と嫁が迎えに来た。


かれこれ1年前の話である

それから夜釣りには行ってない。


ちょっと怖かった不思議な話でした。

ある日のブサオ。




ある日、雨の夜

窓を叩く雨音や

水のしずくの音をプープー

言いながら楽しんで観ていたけど






突然、物凄い大きな音でゴロゴロっと

大きなカミナリが落ちて

ピカピカと窓の外が明るくなった。



カミナリは初めて見たのだろうか

驚いて座ったまま真顔で

真上にちょっとだけ吹っ飛んだ。





ある、お月さんが綺麗な夜



窓を開けっぱなしにしていた日

コガネムシがブサオの頭に止まった。

プープーとブサオが何かひとこと言った






次の瞬間

真顔で上に物凄い吹っ飛んだ。



怖かったのかな?

コガネムシは初めて見たんだろうか。




「ある日のブサオ①」




小屋から出して遊ばせてる隙に掃除完了


ブサオ、小屋に帰るなり

ピカピカになったトイレを確認






ブサオ、掃除してくれた嫁の顔を30秒程、見つめる





ブサオ、なぜか斜め45度の角度で空を見上げて何か考え事


この間、1分。長い





ブサオ、なんか恥ずかしそうな顔しながら


なぜか床におしっこ


ピカピカのトイレを汚したくなかったから?








本当の事を言うと1度目の合戦で勝てはしなかったけど

「いける」と確信した。まだ未熟なだけで負けちゃあいない。



調べてみると地方地方に小さな合戦が行われている事が分かった。

しばらくは、とにかく沢山、参戦して経験値をためていくしかない。



やれカタナがない。やれサヤどこいったと早朝バタバタと

2度目の合戦に向かう。



合戦場に着いた途端

どでかい大砲を担いだ老兵の武将が僕に微笑んで会釈した。



地方だから。田舎だから。山奥だから。小さい合戦だからと

軽く油断してた訳じゃないけど一瞬怯んだ。でもあなどってはいない。

そうでなければ経験値も上がらないだろう。



オモチャの様なカタナをサヤから抜いて戦う僕を

武将達がカワイイネと微笑んだ。



いつか、ひれ伏させてやる。



おかんからお腹痛い~って泣きそうな声で

電話あったんで救急車を呼んだ。


日曜日って事でどの病院も主治医がいないつー事で

割りと受け入れ先が無く


たらいまわし状態だったけど

ようやくちょっと小さい病院だけどおkが出て救急車が走り出した。


これ、おかんまだ若いからいいけど

これが80~90歳とかの婆さんだったら危ねえーなと思いながら。


とはいっても、現状おかん熱も出てるんだろうかガクガク震えてる。






ようやく受け入れてくれた病院に到着して

慌ただしく救急隊員さんに担架で運ばれ

救急室でおかんは看護婦さん達にベッドに寝かされた。


これで準備万端、後はその病院の主治医がしっかり観てくれるだろう。


あれ?


なかなか出てこない




「ふぁぁ~い」



なんかやけにかん高い声が扉の向こうで聞こえた


主治医だ。





あかん。


べたーとほっぺたに鼻水を拭いた後


何か知らんけど中途半端に白衣を着たのか

スカートめくれ上がって後ろからパンツ丸見え


あかん


マンガや


あかん、これあかんやつや


ゆるふわガール


あかん!!!


主治医、ベッドに寝てるおかんのお腹を触診して、即座に盲腸と診断。



「最近、手術道具触ってないんだけどどうするぅ~?」



考えろ考えろ・・

考えろ考えろ考えろ

考えろ考えろ考えろ考えろ・・
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ

考えろ考えろ考えろ考えろ!考えろ考えろ考えろ

考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ!!

考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろかんがえろ!!


別の大きい病院に救急車で再度搬送してもらう事に。


血液検査とかレントゲンとかしっかり調べた

盲腸ではなく、小さい石が出来てるだけだった。

水分いっぱい飲んだら次の日におしっこと流れるレベルだった。






今日、修羅ひしめく戦場に足を踏み入れた。


結果から言うと戦の内容は散々だった。


お互いの武器を褒め合い技をひけらかし合い

敵陣の武将と仲良くなって和気藹々する様なそんないつもの適当。

そういう自然体もいいんかもしれん

けどあいつらは土産の首を何個かは確かに腰にぶら下げてた

けど僕は手ぶらだ。


全員、敵だと分かっていたというのに。

矢や槍が降って来てる戦場のド真ん中だというのに

なぜ実感沸かずに僕はいつものように半笑いなのか


やる気が足りないんか。覇気が足りないんか。もう分からん。






そういや母の日だっつー事で実家のおかんに

寿司持って行ったら次女にイチゴ食うかって収穫しだした。






イチゴを収穫してるおかんの背中を見てたら、なんか




よく見たらおかん、裏表反対に服を着てた。

なんという適当な奴!!


いやいや家ん中で父ちゃんも服とか

表裏反対で適当なんそっくりやん!と次女


なんか、力が抜けた・・


もう今度は半笑いのまんま首を捕れたらいいや~




病院の待合室でお家かえるーお家かえる~と

大声で泣いてる子がいて


もう何だか疲れ果てたお母さんが懸命に子をなだめていた

頑張って、頑張ってね、と看護婦さんも励ましていた


それでも子は大声で泣き喚くもんだから周りの人達が

なんだなんだと覗きに来る。


そういう日が何日も続いたんだろうか、

お母さんは随分疲れた顔で泣きそうになっていた


あんただけじゃないの色んな人がいるの

迷惑になるから大声で泣かないで!取り乱していた


看護婦さんは半ば強引に子をお薬飲もうねと診察室に連れて行った






残ったお母さんに看護婦も疲れている事を気遣ってか

まぁ落ち着いてと紙コップのお茶を渡した

お母さんはあふれる様に毎日しんどいと気持ちを吐き出し泣き出した


公共の場で、いつも大声で、周りに迷惑をかけて、もう疲れたと


最初から一番近くにいた僕は何かの縁だと思い

「ええ事言いたい病」がムクムクと湧き出てきて

このお母さんの胸に詰まったもんをどうにか楽にしてあげようと

一言声をかけようと僕は思い立ち上がった


けどこの時、お母さんはちょっと飲み終わった紙コップを

ちょっと角を曲がってゴミ箱に捨てに行った


で、戻ってきたお母さんに


そんな別に子供が大声で泣き喚こうが

全然迷惑だなんて周りは大して思ってないよ

色々あるよな。大丈夫大丈夫って声をかけた





なんか違和感が


違う


違う

 

違うよ!


うわうわうわうわ!!


うわあ!


さっきのお母さんじゃねえええええ


うわあああああああ


別人だよ


ものっすごい似てる服と髪型だったよ!


看護婦さんもどうしていいか分からない地獄の空気


野次馬、苦笑い


帰ってきた本物のお母さん、え?どうしたの?って顔


うわうわうわうわ!うわあああああああ


たすけてえええええええええ





そんな本当に無駄なそんな1日・・・・




3月、4月、なかなかバタバタだったよー


長女、高校の卒業式、大学の入学式

次女、小学校の卒業式、中学校の入学式

大学の説明会やら中学校の説明会やらなんやかんや;-;


ちょっと長い話になるかもだけど、








うん





何かものっすごい色んな事や想いの

2時間位かけて書いた、

ものっすごい長文を結局ばーっと全部消した。


長女のも次女のも

鼻水ぐっちょぐっちょにして泣いた良い卒業式だった。


しかしええ歳した、おっさんが泣き虫なのこれ何とかならんかね



4人目が産まれるっていう事。


前の検診でエコー検査をした時に

看護婦さんが女の子って言ってたけど


この間の29週目の検診でおちんちんが確認出来て

やっぱり男の子だと判明したっていう事を

長男、長女、次女を集めちゃんと話しをした。


お前達にとっては新しい弟の誕生だと

母ちゃんもそろそろお腹が目立ってきた頃なので

あんまり無理な事は出来ないから皆で協力しあっていこうという事


次女はワーッと笑顔になった

長男は立ち上がって一瞬難しい顔をした後

腕組みをして、わははっと笑った

長女は名前はどうしようか!と色々案を出した。


風呂沸いたからまぁ色々話しといてよと皆を後にした。

風呂から出て横になったら疲れてたので泥の様に眠ってしまった。


エイプリルフールの嘘だよと

ネタばらしをするのを忘れたまま・・