精子検査の正常値
精液量: 1.5ml以上
精子濃度:1ml中に1500万以上
運動率: 40%以上
正常形態精子:4%以上
総精子数:3900万以上
白血球数:1ml中に100万個未満
精子の数・運動率は日々変化しているので、数値がとっても良い日や悪い日とまちまちです。
できれば、奥さんの排卵日に合わせて状態の良い精子に調整していければいいのですがなかなか難しいかなと思います。
日々 妊娠しやすい身体づくり・精子作りを心がけて精子の質をあげていきたいものです。
精子は数が少なければ少ないほど、質は低下します。質が低いと妊娠しにくくなるので、体外受精や顕微授精の成功率はおちます精子はとにかく酸化ストレスに弱いのが特徴です。
酸化ストレスを受けると、精子の頭に入っているDNAが損傷します。
精子DNA損傷率が30%を越えると、ほとんど自然妊娠しなくなります。
流産の原因のひとつだともいわれてます。
①禁煙
精子を酸化させる1番の原因は、たばこです。
できるだけ禁煙をしてほしいのですが、難しい場合は徐々に減らしていってください。
※精子のDNA損傷が起こると受胎能力だけではなく、
流産リスク上昇!将来の子供の病気に影響します。
②ブリーフよりもトランクス
ブリーフでは体温がこもり精巣の温度が上昇しやすいです
温度の上昇を避けるには、通気性のよいトランクスがおすすめ
③飲酒は適度に
適量のお酒は血液の循環をよくします。
二日酔いするくらいの飲酒は精子形成にマイナスの影響をもたらす可能性があります
④長風呂、長サウナを控える
精巣の温度は37℃くらいに調節されています。
それ以上に温度があがってしまうと、精子が死んでしまいます。サウナに入るなら、できるだけ睾丸が床につかないようにサウナの下の段に座って下さい
⑤自転車・バイクにのりすぎない
サドル先端部分による会陰部の圧迫、肌に密着したトレーニングウエアによる体温上昇をさける
⑥放射線に要注意
医療関係者は被爆のおそればある検査では、生殖器をまもるための防具を必ずつける
⑦育毛剤を飲まない
育毛剤にはフィナステリドという男性ホルモンを抑制する成分が入っています。
副作用として精子数の減少、EDのリスクが上がります
⑧規則正しい生活
ビタミンC,Eを積極的に摂取 生野菜を積極的に摂取してください。
抗酸化作用がありますので、受胎能力に影響します。
⑨膝上でノートパソコンを使わない
精巣は熱に弱いです。
ノートパソコンをひざの上で1時間使うと、睾丸の温度が
2.5度上がるというデーターがあります
⑩禁欲しすぎない
精子は72日間かけて毎日作られています。
射精を多く繰り返すことで精子の量が減るということはありません。
逆に禁欲期間が長すぎると精子の運動率が低下するうえ、
精子のDNA損傷率もあがります。
男性不妊の医師の講演会で聴いたのですが
『精子の質をよくするには、禁欲期間は1~2日 毎日でもいい』
酸化ストレスを溜めないためには、1番効果的です