こんにちわ^^

みなさん、いかがお過ごしですか??


昨日の5月18日は

韓国ではかつて『光州民主化運動』の起こった日でした。


留学していた後半は、旦那君の地元である全羅南道(チョルラナムド)

光州(クワンジュ)広域市に住んでいたので、


『光州民主化運動』の記念公園や記念墓地なども訪れることができました。


毎年この時期になると、この事件について記事を書いていると思いますが、

韓国のことを違った面から見ていただくきっかけになればと、

また、書きたいと思います。


『光州民主化運動とは』

1980年5月18日から27日にかけて、光州で民主化を求める学生や活動家が戒厳軍と衝突した事件です。軍政府による戒厳令拡大措置の下の光州で、学生と軍が衝突をしたのをきっかけに、市民も対抗。戒厳軍が最終的に市を包囲して、武装鎮圧します。

マスコミもこの時代、軍政府が管理していたため国内には正確な情報が伝えられず、その時に韓国にいたドイツ人記者が世界にこの事件を発信していたそうです。

韓国国内ではこの時、犠牲者は数百人と言われていましたが、

実際には5千人もの犠牲者が出たそうです。



当時、韓国国内では北朝鮮の工作員にあおられた共産主義者が起こしたものだと思っていたという背景もあり、軍人たちもそう思いこんで、鎮圧にあたっていたと。



今では民主国家でありますが、1980年代にこういったことがおこっていたというのを

知った時にはかなり驚きました。


旦那君にも小さいとき、民主化を訴えて火炎瓶を投げているのをみたという話を聞きました。



私が生まれたあとにも隣の国ではこういったことが起こっていたということを知って

衝撃と、今の韓国の発展の姿に驚きを覚えました。



全斗煥大統領から次の大統領へかわり、民主化に進んでいくなかで

光州で起こった出来事の真実を伝えられるような国になり、

国会でも取り上げられるようになっていきました。



映画や書物も出てくるようになり、

日本でも放送されたドラマ『砂時計』

 


映画『光州5・18』

 



そして、ぜひ見ていただきたいのは

映画『26年』

 
 
この映画は、遺族の子供たちが、26年たっても謝罪しない当時の大統領を暗殺するために立ち上がるという内容。

まだ生きている当時の大統領を扱った映画なので、とてもセンセーショナルな内容です。

これは、ネット漫画を映画にしたもので、大統領のセリフも本人が言った実際の言葉が多く登場します。

日本で人気の俳優、ペ・スビンさんや、ハン・ヘジンさんも主要人物として登場します。


これはぜひ!!

見て欲しいです。



そして、もう一つは

『ペパーミントキャンディー』

 
 
これは、光州事件そのものを描いた映画ではないですが、

その時の時代背景がよくわかる映画です。

時代に・・・政治によって翻弄された主人公。

光州事件の起こった背景とともに考えれば

彼の人格形成に大きな影響をもたらしていることがわかります。




良かったら見てくださいね