今年も残すところあと358日となりました。
年末、2年振りに親父の墓参り兼ねて実家に帰省しました。去年は15年振りのホノルルマラソン出場のため帰らなかったので・・・(荒天で飛行機遅延しスタート間に合わず走れませんでしたけど)
親父の墓前に立つと、必ず一緒に生活してた時言われた言葉を思い出します。それは「他人の悪口は言うな。卑怯な事はするな。何事も正々堂々とやれ」です。子供の頃は、何となく親父自身が無口で不言実行的なそういうキャラクターだったし、あながち間違ってない事だと感じてました。社会に出て、特に純粋なアマチュアスポーツ選手生活から遠ざかり、一般人からするとかなり遅れて30~40代になって一般世俗界に入って、親父の言ってた言葉の真意(?)が何となく分かりました。僕が以前居た職場は、本業の仕事よりも、人の陰口・悪口、誹謗・中傷する事に傾注する暇な人間も居て、大概が根拠・理論的裏付けの乏しい、己を棚に上げた他己評価です。多分、自分自身に自信がなく、相対的に他己の評価を陰口で下げて、自分の相対的地位を上げようとしているに過ぎない偽物・卑怯な人種なのだと、冷静に客観視できる人間からすると瞭然です。世間的に大学が思われてるアカデミックな組織の人間がするとは到底考えにくいものです。マニアックな観点で言うと、歯科医療の技量として、同じ処置をいかに短時間で正確に出来るか(同じ症例で歯冠形成して適合良く装着出来る比率とか、同じ歯種を残髄なく抜髄出来る比率とか、同じ症例でいかに短時間で患者の苦痛なく抜歯出来るかとか・・・)、放射線科医として、同じモダリティーで画像診断し病理確定診断との正診率とか、大学勤務研究者として学会発表・論文数/在職年数とか・・・果たしてちゃんと統計学的に優劣が有意差として出ているのか!?
結論としては、己自身の絶対力で勝負できる本物の人間になれという事が親父の教訓なのだと、50代半ばで他界した親父の年齢に近くなって理解できました。卑怯・偽物の人種が通用する今の世の中でも、自分は今後も親父の教訓通り残り人生生きていきたいと思っています。