半年ほど前にエスケープのホイールを交換したよ | GT2 Days

半年ほど前にエスケープのホイールを交換したよ

今回は、エスケープのホイールを交換した話し。
ノーマルのホイールは、確かに重いともっぱらの評判だが、頑丈だし、セミディープリムの見た目もなかなかいい。
初めは「そのうち壊れたら変えればいいや」くらいに考えていた。

我が愛馬エスケープR3.1、一番の用途は片道15kmの通勤。
天候や体調にもよるが、週1~4回は出動している。
加えて、休日も近所を20~30km乗り回すこともある。

非常に乗りやすく快適で満足しているが、もう少し長く乗りたい、遠くまで行きたいとなると、ちょっと気合が必要となる。
往復50~60kmくらい乗ると、結構な疲労がたまる。

あと、そこそこ交通量の多い通りを走るときが結構大変。
都内でいえば早稲田通りや方南通り、あとは新青梅街道のような、片側一車線ながら知名度の高い道。
前に車がいる場合、2mの距離を置いて走るようにしているが、車が詰まり気味だと時速20km程度で走ることになる。
信号や、横断歩道ではない場所での歩行者の横断、歩道から急にラインを変えて車道に出てくる自転車...まあなんとも、いろいろな要因でストップ&ゴーを余儀なくされる。
大体2-3台前を走る車の挙動を見て走っているが、完全に止まるというよりは、多くの場合が減速や最徐行程度で、そこからまたゆるゆる加速といった感じ。

車間距離が少しでも開くと、ここぞとばかりに後続の車や二輪が割り込まんとしてくるからまためんどくさい。
前の車についていこうと加速し、スピードが乗るか乗らないかのタイミングでまた減速や停止を強いられる。
ノーマルホイールの場合、加速しようとペダルを踏みこんでから、スピードに乗るまで数秒かかる。
その数秒の間に10~20mは進むわけで、道路の状況も変化し、これがなかなか、精神的に削られる。

もう少し、自分の意志と自転車の走りのタイムラグをなくしたい。

そこでかねてより気になっていた、ホイール交換に踏み切った。
といってもこれが昨年、2013年9月の話。

交換したのはシマノのWH-RS-21。

ロードバイク乗りの方々にとっては「練習用」「鉄下駄」といえるロークラスのホイールだ。
がしかし、カタログ値で比較した場合、エスケープのノーマルホイールよりも500gほど軽くなる。
差し詰め、「鋼鉄の下駄」から「鉄の下駄」に履きかえたといったところか。

いやなんのなんの、軽いではないか。
最初の一漕ぎからして軽い。
思った通り、漕ぎ出しから巡航速度に至るまでの時間が短くなった。
タイヤはミシュランのリチオン2(700×25c)、ノーマルホイールから移しての使いまわしだ。
なので体感している差はそのままホイールの差となる。

実にいい。
交換して正解。
楽しい。

交通量の多い道での加速⇒減速⇒加速による精神疲労も、完全とまではいかないが大幅に軽減された。
往復50kmを走りに行く際の、心の準備も軽くなった。

同じスピードまで上げるのも、それをキープするのも、交換前より少ない力で済むので、だいぶ楽になった。
しかし、通勤にかかる時間や平均速度を見ると、たいして変わりはない。
決して速くなってはいない。
それは私が交換前よりも楽をしているからだ。
以前と同じ力を出して走れば、速く走れて早く到着するだろう。
身体にしみついたペースが心地よく、それを楽に維持できる方を私が選んでいるのだ。

エスケープでの、ロード用ホイールへの交換といえば、定番なのがやはりシマノのWH-R501。
一万円あれば前後輪とも交換できて走りも軽くなると評判だ。

WH-RS21の方が数千円高くなるが、後輪の左右バランスや横剛性の高さなど、WH-R501よりも魅力を感じた。
そのあたりはCCQ氏のブログ に詳しく書かれている。
今回のホイール交換にあたり、私もだいぶ参考にさせていただいた。

さてこのWH-RS21で、個人的にお気に入りなのがエアロスポーク。
棒状ではなく、薄く平べったい形状になっていて、空気抵抗を軽減するらしい。
見た目もいいが、走行中の「ウァァァァァァン」という風切り音が心地よい。

今回購入したのはシルバー。
ノーマルホイールもシルバーだったので、大きく見た目が替わることはないと思っていたが、スポークやハブ軸が黒なので、想像していたのとはちょっと違って黒がやや目立つようになった。
メインカラーがグリーンで、差し色に白バーツを使っているので、この黒は計算外だったが、全体的に引き締まった印象になり、これはこれでいいと思っている。

総じて、交換したのは正解だった。





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