事故 | GT2 Days

事故

夏の間少なくなっていた自転車通勤人口がまた増えたように思う。

しかし目に付くのはマナーのなってない自転車ばかり。

我が愛馬にもそろそろ追尾機能付きのミサイルでも装備したいところだな。


10月3日は事故記念日。
まだ若かりし21年前のこと、細い路地の交差点で軽トラックに突っ込み、頭を切ったり骨折したりの怪我を負った日だ。

なのでこの日はいつも以上に気を使って自転車通勤したが、朝の出勤時にやってしまった。
場所は住宅街のやはり細い路地。
左側を走りつつ、前方に注意を払っていたが、なんと真横、左側の住宅から路地に出てきたおばさんと接触。
ブレーキをかけると同時にハンドルを右に切った私は転倒した。
膝小僧を薄皮一枚すりむいただけですんだ。
天気も良く、のんびり走っていた(時速15~16キロ)おかげもあったのだろう。
相手のおばさんにすぐ声をかけたが、彼女は転倒すらしておらず、幸いにも無傷。

私の自転車の左グリップエンドにつけた角(バーエンドバー)と、おばさんが抱えていた古新聞の束が接触した。
古新聞は散らばったが、おばさんは私が転んだあと直ぐに起き上がったのを見て、新しい回収袋を取りに家に取りに戻ったほど、冷静だった。

古新聞の回収場所はちょうど私の前方にあったため、おばさんは接触前、チラリともこちらを見ていなかった。
家の敷地からすぐそこの回収場所まで、おそらく何年も、何十年も繰り返した作業なのだろう。

今度から路地ではあまり左により過ぎないようにしよう。
もちろん、車が来ていれば話は別だが。

夏の間は、ずいぶん昔に買ったTREKの指なしグローブをしており、手のひら部分にはパッドも入っているので今回もそのおかげで手をすりむくこともなかった。
昭和のヒーロー番組では、変身前の主人公がみんな付けていた。
宇宙刑事ギャバンの一条寺 烈とか、仮面ライダーBLACKの南 光太郎とかね。

また数年前、アクション教室で習っていた受身が役に立った。
接触⇒転倒⇒両手と右膝からすね辺りをついて横回転⇒そのまま立ち上がる⇒「大丈夫ですか?!」とおばさんに声をかける。

ここまで0.05秒…よりはもっと経っていただろうけど。


とにかく、お互い無傷でなによりだった。

自転車も右側に倒れたので、後ろの変速機など心配だったが、その場で見た限りでも、またその後職場まで乗っていっても特に問題はないようだった。
念の為、帰りに「あさひ」へ立ち寄りひととおり点検してもらったところ、異常なしということでほっとした。


普段から気を付けていても今回のように事故は起こる。
そのことを忘れずにこれからも自転車通勤を楽しもうと思う。