しかし霊感のある人が見せられているのは一体何なんでしょうね。

見せられたものに乗せられて、予言を信じ、シェルターを作ったり株を買ったり、教祖になっちゃった人は大変です。
古来より人をあざむくあちらの世界の住人には決まった姿は無くて、神々しくさえ見せる事も出来ます。
エネルギー体なので、相手の脳内に合わせた姿で現れて人をからかうのでしょう。


私の大好きな東北地方の昔話。


東北の漁師達が、船を沖にこぎだして魚を捕っていると、海の方から神々しい光が溢れ出して美しい仏さま達が極楽浄土のように美しい雲に包まれて音楽を奏でているのです。

はぁーーーーっ、ありがたや、ありがたや。

たくさんの漁師がこの仏さまを見たもので、ある旅のお坊さんが一人船を漕ぎだして仏さまに会いに行きました。

すると同じようにありがたい仏さまの姿が現れました。

………。

お坊さんは目を細め、しばらく黙した後、

『私ごとき修行の足りない坊主に、神仏が姿を現されるはずがあろうか。消え去れ!魑魅魍魎よ!』
カーッとお坊さんが気合いを入れてお経を唱えると、その仏さん達は狸になって消えてしまいましたとさ。

私、このお坊さんスゴく好きなんです。
本当に修行してる人は易々と見えた神様なんか蹴り捨てるのです(笑

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ありがとうございました。