ディイクトドン  属名(Diictodon


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ディイクトドン

哺乳類型爬虫類と呼ばれる動物のひとつ。


ペルム紀後期のアフリカを中心に生息しており、

南アフリカのカルー盆地から大量の化石が出土されている。

45cm~60cmほどの小さな動物であるが

ペルム紀においてもっとも繁栄した種だ


繁栄の理由は

家族単位で暮らしていたことによるかもしれない。


ィイクトドンは氾濫原の土手にらせん状の巣穴をつくり、

つがいで過ごしていたといわれる。

巣穴は化石としても残っており、化石化した巣穴には

雌雄のディイクトドンの化石が同時に発見されているという。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ディイクトドンの巣穴

ひとつの巣穴から多数の幼体化石

一度に見つかったことも報告されており、

これらの化石の発見は

ディイクトドンが子育てをしていたことの

裏付けといっていいだろう

これで子供の生存率を飛躍的に

伸ばしたのだ!



哺乳類型爬虫類ではエステンメノスクス のように

皮膚の化石が発見されており、汗腺らしきものがあったという

汗腺の一部はいずれ乳腺と進化する。

エステンメノスクスよりも後の時代に現れた

ディイクトドンは子育てに授乳をしてという説がある


ディイクトドンは親のお腹からにじみ出るタンパク質や脂肪分を

含む栄養のある汗を子供に舐めさせていたというものだ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-カモノハシの授乳

これはオーストラリアで現存する

原始的な哺乳類カモノハシ にみられる

原始的な授乳スタイルといったところだ。