ヌートリア
学名(Myocastor coypus )
南アメリカ大陸のブラジルやアルゼンチンに生息している
大型のネズミ。
第二次世界大戦の頃、
ヌートリアの毛皮は防寒用の軍服の毛皮として利用され
世界各国に飼育されたという。
日本も1939年にフランスからヌートリアを輸入し、
第二次世界大戦真っ只中の1944年には
やはり軍服の毛皮をとるために4万匹も飼育されたていたという!
やがて戦争は終わり
ヌートリアの毛皮の需要はなくなった・・・。
ヌートリアたちは野に放され、
もともと南米の生息するこの大型ネズミは
岡山県、大阪府、岐阜県、愛知県、兵庫県、島根県、京都府、鳥取県、三重県、広島県など
西日本で野生化し、定着しているという。
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私の住んでる大阪府。
淀川水系の近所の川でも、なんと南米原産のヌートリアが生息している!
それもここ最近の話。その前はあまり見かけなかった。
今では河川敷を散歩する人たちのちょっとしたスポットとなっている!
そして
その人たちが持っているのは
「スティック状にスライスされた人参」とか・・・。
驚くことに、
ヌートリアたちは人間を見ると50mくらい先の対岸から
たくさんの人たちがおそらくエサを与えているのだろう。
実に、このヌートリアたちは人からエサをもらえることを知っているのだ!
人参をおいしそうに食べるヌートリア。
ヌートリアの特徴である前歯の色も人参の色と同じ
オレンジ色である。
人参以外にはキャベツの芯やら、
人間に対する警戒心はほぼ皆無に等しい。
だが、急に立ち上がったり、近づいたりすると
さすがに川に逃げ込むようだ。
いやぁ、しかし
こっちにも、あっちにもで
ヌートリアの数が日に日に増えているような
感じがする。