シャチ 学名（Orcinus orca ）
「海のギャング」とも呼ばれ
食物連鎖において、他の動物に捕食されることはない
実に１００パーセント捕食者の立場にある
最強の捕食者だ！
実にその自然界で好みのエサを選びたい放題というわけだ！
そんな中、
シャチは自ら発した音波を使って
好みのエサを遠くから特定できる能力がある
という研究成果が発表されたという！
ナショナルジオグラフィックニュース ２００８年11月17日
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=63648543&expand
シャチは他のイルカ同様、
視界の悪い海中において
音響定位（エコーロケーション）に頼って
周りの状況の把握や狩りに役立てている
エコーロケーションとは！
自分が発した音が何かにぶつかって返ってきた音波を受信し、
自分とその周囲の位置関係を知り、視覚に近い役割をする。
アメリカ西海岸あたりで生息するシャチには
数種あるサケの中でも
脂肪分が多くて美味しいキングサーモン（マスノスケ）だけを特定にして
襲って食べることは知られていた。
無敵なシャチだけに好みのエサを選びたい放題でグルメなわけだが
研究成果では似たり寄ったりで見分けにくい数種のサケから
視覚に頼らず、その音波探知機で見分けているという！
実験でシャチの発する音（クリック音）に似せた音波を
キングサーモンを含む3種のサケに当てたところ
それぞれに独特のパターンがあったことが実証された！
その独特のパターンは
サケの浮袋のサイズや形の違いに由来していることがわかったという。
浮袋は空気で満たされているので
体や水中ではかなり密度がことなり、反響音にかなりの影響が
出てくると言うわけだ。
この研究によってシャチが音波を
周囲の状況や狩り、コミュニケーション
さらにエサの判別までと幅広い用途に利用され、
我々の視覚に負けないくらいの情報をキャッチできる能力が
あるというわけで、
むしろ
視界の悪い濁った海中では
音波探知機の方が目で見るより
都合が良いわけである。
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