カナダはアルバータ州

7000万年前、白亜紀後期の地層から新種の恐竜が

2002年に発見されたという!


ナショナルジオグラフィックニュース 2008年9月25日

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=84302234  


それがコイツだ!


アルバートニクス   学名(Albertonykus borealis 


アルバートニクス


北米最小の恐竜と見られる、ニワトリ程度の大きさの

この小さな恐竜は

アリクイ のようにシロアリを食べていたのでは」という

変わった生態の恐竜だ!


モノニクスなどのアルヴァレスサウルス科に属し

コイツらの特徴はなんといっても

かなり短い前肢(腕)に太い鉤爪。



モノニクス   属名(Mononykus



モノニクス  

この機能性のなさそうな小さな前肢(腕)は

強力で頑丈な筋肉が付着していたらしく

やはり何か機能的な面があったと思われいる。


モグラの力強い前肢を思わせるこの前肢で

地面に穴を掘っていたという解釈もあるが、

脚や首が長いこの体形から地面に穴を掘るのは

考えにくいだろう。


また前肢(腕)は小さいため

ディスプレイとしての役割もあまり効果はない。


交尾時に前肢の爪で配偶者の体をしっかり掴むためともいわれ、


とにかく

この変わった腕に対して

あーだこーだといろいろ説が飛び交っているわけだが

結局は想像の域を出ない状況だ。


そして

新種のアルバートニクスの発表の

今回のニュースでは


木の幹を削るアルバートニクス  

アルバートニクスはおそらく昆虫を食べていたといわれ、

その爪で木の幹の皮を剥いだり、切り裂いたりして

中にいるシロアリをピンセットのように細長いクチバシで

つまんで食べたのではないかといわれている。


アリクイ はアリ塚を大きな鉤爪で壊して

シロアリを喰らうが

恐竜時代にはアリ塚を造るシロアリはまだ現れておらず

木の中に巣穴を掘るシロアリしかいなかったという。

そして

アルバートニクスが発見されている地域で

シロアリの巣穴を思わせる穴の開いた木の化石も見つかっている。


とにかく

恐竜というグループには大きいものから小さいもの

そして生態も多様だったことを思わせる発見である。