2008-03-01 23:15:48

ハルキゲニアが逆さに復元された件について

テーマ:動物、古生物うんちく

ハルキゲニア  属名(Hallucigenia )


ハルキゲニア

カナダのバージェス頁岩から化石が発見された
ハルキゲニア属スパルサ種(Hallucigenia sparsa)


5億年もの大昔の海底に棲んでいたバージェス動物群のなかでも
有名な1種だ!


ハルキゲニアとは「幻覚が生んだもの」という意味で、
1977年に発表された論文に
ハルキゲニアの奇妙な姿の復元図が載せられた!


ハルキゲニア旧復元

これが当初のハルキゲニアの復元だ!
背中に触手が生え
長く真っ直ぐなトゲで海底を歩くその姿は
まるで

「1,2!1,2!」と
竹馬でムカデ競争をしているかのごとく
珍妙な動作であり、
現在のどの動物にもかけ離れた
まったく分類不能な不思議動物だ!


しかし


有爪動物の化石が多産する中国の澄江で
ハルキゲニア属のフォルティス種(Hallucigenia fortis)
発見され、
ハルキゲニアは現在生息している
ミミズに脚が生えたようなカギムシ と同じ仲間である
有爪動物の1種であることが実証されたのだ!


カギムシとバージェス動物の関係についての記事

http://ameblo.jp/oldworld/entry-10005755849.html


ハルキゲニアの背中に生えた触手が

じつは脚で
腹に生えたと思われた長いトゲは
脚ではなく、
背中に生えた敵から身を守るものであるとわかったという!


修正されたハルキゲニアの復元

つまり、まったく天地逆さまにされていたわけである!


というわけで

「幻」と名づけられた当初のハルキゲニアの復元は
本当に幻になってしまったというわけである。


ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)/スティーヴン・ジェイ グールド
¥987
Amazon.co.jp
バージェス動物群を
恐竜に次ぐ知名度にのし上げた名著!
バージェス動物の図版が豊富にあるこの本には
ハルキゲニアが
逆さま旧復元図で載せられている!
いいね!した人  |  コメント(25)  |  リブログ(0)

川崎悟司さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

25 ■まもなくですね

私ニートなんですけど、ニートって死語だよね。と最近友達に言われました。どういうわけか記事を読んでいるとお腹が空いてきました。なんででしょう・・・?今でも風で飛んでいきそうな私のブログですが、ご覧いただけると幸いです。

24 ■ゲニたん…

カギムシの先祖でしたかぁ…
ゲニたん汁プシャー ネバネバで動けなくなった獲物、時には天敵を貪るゲニタン…の化石とか見つからないかな?

23 ■無題

常に予想の逆をいくハルキゲニア。
次回ゲニタンがどんな変貌を遂げているか楽しみで仕方ない。
エヴァ新劇場版の最終章より見なずに死ねない(笑)

22 ■ハルキゲニアに目と歯が

何度目の修正か…。
リメイクを繰り返されてる古典みたいになってきましたね

21 ■無題

どう見てもちんkです本当にありがとうございました

20 ■懐かしい思い出

私が始めてハルキゲニアを知ったのは幼稚園の頃に園内にあったハルキゲニアの模型でした。
トゲが下になるように置かれていたので、いやこれはおかしいだろと上下逆に置き直したら先生に注意されました。

ところでハルキゲニアは口があるのでしょうか?
複眼も見当たりませんしもしかしたらウニのようにあまり動かない動物だったのかも?

19 ■無題

これ前後も逆でしたよね?

18 ■X4+さん

私もだいぶん以前からそう思ってました(笑)
たしかにハルキゲニアは旧復元のほうが
味があって実にいいですね。
今の復元になって少し残念な気もします。

17 ■無題

思ったことを最初の方にかかれていて笑いました。
ハルキゲニアは旧復元の方が「これぞ謎の生物」みたいな感じで味があるなあ。

16 ■manziさん

カギムシは、その分布から、コンドワナ大陸の
生物のようですね。
確かにカギムシの分布図をみると面白いです。
アノマロ、ハルキゲニアなどなどカンブリア紀の主要な
生き物がカギムシの親戚ということで
カギムシは生きた化石の王様ですね。

15 ■無題

あのハルキゲニアがカギムシの親戚だったとは・・
そうおもってカギムシを見るとまた感慨深いですね。
よく見ると肌がポワポワしててかわいいし。
カギムシの分布図を見るとこれがかつての超大陸が分裂した断片を示しているようで面白いですね。
アノマロもカギムシの親戚かもと考えるとますますカギムシが偉大に見えます。

14 ■コメントありがとうございます!

metabolious P.I.Gさん>
オットイアなどミミズみたいな生き物が化石として
残っているので化石にはなるんでは。
あと化石として残りにくい軟組織や毛などは
地面などに跡が残って、それが化石として残るパターンもあるそうです。

すへさん>
短い脚みたいなのは、いったいなんなのか。
私は飛び出た肛門のようなイメージをしています。

いもさん>
生命40億年を見ていましたか。
私もこれでかなりのバージェス動物ファンになりました。
オパビニアやオドントグリフスも印象深かったですね。
どうやって生きたのか本当に謎だらけで魅力的ですね。

13 ■謎だらけ

私も生命40億年~は毎回楽しみにしていました。そしてアノマロカリスのファンになりました…
ハルキゲニアに関しては、持っていた本等から、先端の膨らみが無いほうのイメージを先に持っていたので、今回の絵は新鮮でした(笑)
本当に、これでどうやって生きていたのか、すごく気になる形状です。

12 ■無題

私が学生の頃に読んだとあるギャグマンガではトゲが下向きでしたね。
もっとも、アノマロカリスのような圧倒的に巨大な捕食者には役立ちそうにありませんが。
しかし、そうするとイラストでは右の方に生えている短い脚?もどきは何なのか・・・。バランサー?それとも「ただの飾り」?何にしても、バージェスの生物は変なの満載ですよね~。

11 ■無題

見るからにヤワそうな彼ですが、アノマロ氏を初めとする捕食者諸兄の襲撃を弾き返せる程の硬度を持ってたんかしら?
つーかミミズって化石になるのん?

10 ■コメントありがとうございます!

黒曜石さん>
ホリドゥスさんが仰るように、
カナダで発見された当初のハルキゲニアの化石には
一列の突起のようなものしか見当たらず、
背中に生えていた触手と復元されましたが
中国で見つかったハルキゲニアは
2列の突起があり、
つまり、2列ということで背中に生えた触手と
思われていたのが実は脚である
可能性が高くなったわけですね。

羊さん>
先端の膨らみがない復元もあるのですね。
これは初めて知りました。

ネコ七さん>
どっちでもチンチンに見えてしまいますが・・・。

オパビニマニアJさん>
私がバージェス動物を知ったのはNHKの生命40億年の旅です。
実にあの番組で古生物に興味を持ちました。
あの番組の前にグールドさんのワンダフルライフがあったわけですね。
私みたいな類の人はけっこう多いみたいで
本当にワンダフルライフは伝説の書籍ですわ。

ホリドゥスさん>
そういえば、前後もわからないそうですね。
もうわけわからん幻動物ですね!

マルひさん>
スパルサ種とフォルティス種の外見上の明らかな違いがあれば
イラストにしたいですね。
今は資料があまりないのでなんともですが。

9 ■無題

Hallucigenia fortis の絵も見てみたいです。
コメントの皆さん、想像力豊かですねぇ!

8 ■無題

最初に見つかった化石は脚が手前側一列しか残っておらず
中国で見つかった化石はちゃんと2列揃っていたためこのようなことが起こったそうですね。
あとこの生き物、数年前に本で読んだときには「どちらが頭なのかの議論が続いている」とされていました。まさに幻。

こちらのハルキゲニアも背中から何か生えてたら面白かったのに(←マテ)
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/26/578.html

7 ■たしか

 ハルキゲニアの復元に「ワンダフルライフ」。
懐かしいですね。というのは、この「ワンダフルライフ」の日本語版が出てすぐに、京都で行われたグールドさんの講演会に、わざわざ出かけたのでした。
 公演の中身は、この本の前半にある「はしごを上るように進化が起きたわけではない」が中心で、その論証のためにバージェスの動物たちが取り上げられていました。
 グールドさんは、この本でべつにバージェス動物群を紹介したかったわけではなく、進化の初期に生物たちは多様な分化をし、そこから少数の枝が生き残ったという自説の証拠として、取り上げています(もっとも、バージェス群の奇妙奇天烈な部分が後にマスコミなどで取り上げられ、この本は有名になっていくわけですが)。
 このハルキゲニアは、公演の場でも取り上げられ、肢状の構造が1列しかない以上、これを用いて立っていたとは思えず、2列ある棘の側を下にした復元がなされたと述べていました。
確か本にも同様のことと、もう1つの説として、アノマロカリス発見時の過ちのようにこれが大きな生物の一部分である可能性にも述べていました。
 後の著書で、中国産のハルキゲニアにより、新しい復元がなされたことも報告されていました。
 グールドさんは、残念ながら亡くなられなしたが、いろいろな意味で古生物に対して、私の啓蒙を開いてくれた方でした。

6 ■逆に考えるんだ

旧復元図を作った人々も、いったん最初はきちんととげを背中にして作ったに違いない。

でもそうすると皆さんご指摘のように
「頭部がまるでちんちんの頭」
みたいに見えてしまうため、
「・・・・・これはちがうだろ」
とひっくり返してしまったんだよ。

5 ■ハルキゲニアの復元について

また古生物の復元に関する記事を見せて頂きました。☆-( ^-゚)v個人的には、ティラノサウルスの復元史を紹介した記事を密かに期待してます。
何時もながら、古生物に関する面白い記事を楽しみにしてます(例えば最強動物列伝)。

ハルキゲニアの復元については、この記事に掲載されている復元図とは異なる復元も提案されているそうな。このページも見て下さいね。↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Hallucigenia
http://ees2.geo.rpi.edu/older_pic_pages/clife/Hallucigenia.html
http://www.formsmostbeautiful.net/earlycambrianfossils.htm

4 ■無題

現復元のほうがなんか卑猥だな

3 ■奇妙ですね

旧復元はなんか不自然ですね。どっちが脚かはどうやって分かるんですか?

2 ■金髪大好きさん

コメント早っ!
しかしなんともストレートな・・・。

1 ■無題

 ちんぽこ怪獣みたい(/゚ロ゜ll)/

コメント投稿

コメントは管理者により確認されています。
掲載されない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。

      Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み