ステゴサウルス
属名(Stegosaurus )
ジュラ紀の北米に生息していた恐竜。
全長は9mもある最大の剣竜だ!
そんな巨体であるが、脳の大きさは
なんと!わずか28g、クルミ大ほどだったという。
そんな小さな脳でこの巨体を操ることが
できるのだろうか!?
しかし、しかしである。
ステゴサウルスの腰の骨には大きな空洞があり、
ここに「神経の塊」、つまり「脳」があったのではないかという。
ステゴサウルスには2つの脳をもっていたということだ!
頭部にある脳は視覚や嗅覚、食欲、前足の動きを司り、
腰部にある脳は身体後半部を支配していたという。
しかし、しかしである。
この説は今では否定されている!!
腰の骨など、背骨にある神経束の入っている
空洞は、とりわけステゴサウルスには広かったわけだが、
そこはグリコーゲンなど糖類を貯蔵する役割もある。
そして
このステゴサウルスの頭部の小さな脳ではあるが、
それは異様なことではないらしい。
■ステゴサウルス 体重2トンに対し、28gの脳
■ディプロドクス 体重10トンに対し、50gの脳
■トリケラトプス 体重9トンに対し、 70gの脳
他の恐竜と比べれば、体重に対する脳の割合は
それほど変わらないことがわかる。
この脳の割合は現生の爬虫類とほぼ変わらないらしい。
もちろんこのような小さな脳では考える力は
あまりなかったとおもわれるが、
本能的な「反射」という面では第2の脳を持って
うまく使い分けなくとも問題ないとされている。
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