昔、「亭主元気で留守がイイ」なんてコピーがCMが流れていた。

私には妻に子どもが2人います。

会社勤めをしていますが、さほど残業もなく定時帰り。

早々と家に帰って、子供の面倒を見ることなく、家事を手伝うこともなく、

きっちり1日3食つくってもらい、

休日もイラスト描くなり、ホームページを更新するなり、

好きなことばかりやっており、

妻にしてみれば、かなり不服だし、

会社勤め以外は家にいることがほとんどで

家事はスムーズに行かなくて、うっとおしいでしょう。

こういう夫のことを

「大きな子供が一人増えるようなもの」とよく表現されますが、

私もその1人です・・・。

妻が機嫌損ねて、口をきいてくれない事がしばしば・・・。

こういうときの対策は

なにげに家事を手伝い、なにげに休日には子供をつれてどこか遊びに行く。

これで妻は機嫌がよくなります。

今の時代、「誰にメシ食わしてもらってんだぁ~!!」と妻に怒鳴り散らす

亭主関白な旦那、そうはいないと思う。

こんな私が言うのもなんですが、

既婚者の男性の方、妻が「主人在宅ストレス症候群」になる前に

家事、子育てに積極的に手伝いましょう(笑)

「夫が我慢すれば、家族円満」の時代なのです。

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悲哀なるオスたち・・・。


カマキリ

秋になって、今頃、庭木や公園の植え込みには、

カマキリの姿がよく見られると思います。

今が繁殖の時期なのです。

メスに食べられるオスのカマキリ

(↑メスのカマキリに食べられるオスのカマキリ)


カマキリの交尾といえば、

交尾を終えたオスは必ずメスにバリバリ食べられてしまい、

これから産まれるであろう卵の栄養になってしまう

カマキリのオスは悲哀なるオスの代表ともいうくらい、

一般的によく知られています。

しかし、実際は交尾の後にメスに食べられてしまうオスは

少なく、交尾後もメスから食べられずにうまく逃げる

要するに「ヤリ逃げ」するオスが大半だとか。

また次のメスを見つけては交尾をし「ヤリ逃げ」の

繰り返し・・・。

子供つくっといて、ヤリ逃げの繰り返しとは

無責任でたちの悪い遊び人だ。

カマキリのオスは悲哀なるオスの代表にはまったく相応しくない。



チョウチンアンコウ

チョウチンアンコウ

深海に棲むチョウチンアンコウ。

よく知られている深海魚ですが、よく知られているのは

ちょうちんを持つチョウチンアンコウのメスの方。

メスは60cmの大きさですが、オスは4cmという小ささで、

とても目立たぬ存在。

この矮小なるオスはメスの体に引っ付き、

メスの体内にある血管などに癒着し、メスから栄養をもらう

パラサイト生活をする。まさにヒモである。

自分で獲物をとり、食べていくという自立生活をする

必要もないので、目や牙、さらに胃腸まで退化してしまう

徹底振りで、その分、精子を作る精巣が異様に発達。

まさに子孫を残すためだけの存在なるのだ。

そして、生殖行動が済めば、メスの体内に取り込まれて

同化していなくなってしまうのだ。

こういったオスがメスに寄生して子孫を残すというやり方は

エサの少ない深海の貧栄養の世界で、

とても有効な繁殖方法だといわれている。

深海ではオスに食わすだけのエサがないのだ。


訂正

この記事のコメント欄でチョウチンアンコウはオスはメスの体に

寄生しないという指摘を受けました。

オスが寄生するのはチョウチンアンコウの仲間の中でも

【ビワアンコウ】、【ミツクリエナガチョウチンアンコウ】、だそうです。

他に【オニアンコウ】、【ヒレナガチョウチンアンコウ】なども

オスがメスに寄生する生態をもっているそうです。

ミツクリエナガチョウチンアンコウ
 学名(Cryptopsaras couesii

ミツクリエナガチョウチンアンコウ

とりあえず、オスがメスに寄生している状態の

ミツクリエナガチョウチンアンコウのイラストをアップしました。

長い和名ですが、「ミツクリ」とは

江戸生まれの日本の動物学の創始者、

箕作 佳吉(みつくり かきち)から。

他に、ミツクリザメ という深海サメもいます。