マボヤ 学名(Halocynthia roretzi )
海底にへばり付いて移動することのない
固着性です。
カイメンに似ていますが「ホヤ」という仲間です。
よく食用として特に東北地方では
盛んに養殖されているそうです。
なんでも東北の居酒屋などのメニューによくあり、
ほろ苦い独特の風味があるんだとか。
とにかく好き嫌いが分かれそうな食材だろうと思う。
このホヤ、
固着性といっても、それは成体だけ。
こいつの子供はオタマジャクシのような姿で
泳いでいます。
ホヤの幼生です。↑
驚くことに、このホヤの幼生の尾には
私たち脊椎動物の脊椎のもとである
脊索があるのです。
(成体になって固着生活すると尾はなくなり
脊索もなくなります。)
つまり、このホヤの幼生が
脊椎動物のプロトタイプで、
ここから魚類→両生類→爬虫類→哺乳類と
進化していくのです。