私は、一般に「薬」と呼ばれているものは、全く飲まないのですが、ホメオパシーのお薬(レメディー)は時々飲むことがありあます。
ホメオパシーって、日本ではまだ、馴染みのない治療だと思いますが、オーストラリアでは、妊婦さん、赤ちゃん、年配の方々をはじめ、副作用のある薬を避けている自然派の方々はよく使っています。
ホメオパシーはドイツで生まれた自然治療法です。
治療っといっても、自分が自然に持っている治癒力を高める方法なので、実際は自分が自分を治療することになりますね。
ホメオパシーは、薬とは違って、副作用はありません。
副作用ではなく、一時的な好転反応はある場合もありますが、本当にまれです。
ホメオパシーのレメデイー(お薬)は、とっても小さな(2ミリ程度の)飴玉のようなものが一般的ですが、私は液体のものをいつもお願いしています。(少しの砂糖でも避けたいから。)
レメディーの種類の数は、なんと数千個!
レメディーは全て、ハーブや、花や、草等の植物で出来ているので、科学物質ゼロ!
どのレメディーを、どの症状で、どのような人に処方するか、がホメオパシー治療士の腕の見せ所です。
その為、ホメオパシーのアポイントメントでは1時間~1時間半ほど、詳し~く、いろいろ質問されます。
症状だけでなく、その時の感情や、最近見た夢や、好きな食べ物、嫌いな食べ物、趣味、夫婦関係、家族関係、排便状態、好きな色、仕事の話等、個人的なことを沢山聞かれます。
実は、これらも、レメディーの種類を決める上で重要なんだとか。
病気は全て精神状態から来るものですからね…
そして、不思議なことに、レメディーを飲み始めた日は決まって、はっきりした夢を見ます。
それもちゃんとメモって、次回のアポで話し合います。
そのレメデイーが自分の体と精神に合っていればいるほど、はっきりした夢を見るのだとか。
科学的に証明されていない治療法だ、とか、(よく効くので)症状がなくなって病院に行かなくなるから危険だとか、といろいろ批判される部分もありますが、私は病院に行くほうが危険だと思っている派ですので、食事法や自分なりの治療ではどうしようもない時には、たまにホメオパシーのレメディーに頼っています。(そんなことは滅多に起こりませんけどね。)
余談ですが、英国王室の主治医は昔からホメオパシー治療士なんですよ。
科学的に証明されていないのに、王室もが信頼するとは?!
ホメオパシーが盛んなイギリスでは国民保険でも、ホメオパシー治療がカバーされていると聞きました。
ホメオパシーの一番理解されていない部分は、レメディー(ホメオパシーのお薬)にあるのではないでしょうか?
例えば、「喉が腫れて痛い」という症状があったとします。
ホメオパシーでは、その患者が飲むべきレメディーは、「飲むと喉が腫れて痛くなる」ハーブ(又はその他の自然材料)で作られたレメディー。
「飲むと喉が腫れて痛くなる」ハーブや花やその他の植物の種類は沢山あるので、どのレメディーにするかは、症状以外の情報で、ホメオパシー治療士が決めるのですが、面白いのは…
「飲むと喉の腫れが収まってラクになる」材料で作られたレメデイーを飲むのではなく、「飲むと喉が腫れて痛くなる」材料で作られたレメディーを飲む、というところなんです。
何故?余計症状が悪くなるのでは? と思うのは当たり前ですよね?
でもこれよりも理解出来ないのが、レメディーの作り方。
例です。
①コップ1杯の水(1番目のコップ)に、原料(その「飲むと喉が腫れて痛くなる」材料)を、たった1滴入れる。
②振り混ぜる。
③その1番目のコップから、たった1滴分の水を取って、他のコップ1杯の水(2番目のコップ)へ入れる。
④2番目のコップを振り混ぜる。
⑤2番目のコップから、たった1滴分の水を取って、他のコップ1杯の水(3番目のコップ)へ入れる。
これをひたすら繰り返して、極端に薄めていく。
これを30回繰り返したものが、30Cレメディーと呼ばれるもの。
60回繰り返したものが、60Cレメディー。
100回繰り返したものが、100Cレメディー。
こんだけ繰り返したら、実際の原料が含まれている量はほとんど0%です。
既に、1回目の振り混ぜの時点で1%。
それを30~100回繰り返すなんて、頭では理解出来ないぐらい、超薄くなっている…
更に理解できないのが、30Cレメディーよりも、極端に薄まっている100Cレメディーのほうが効果が強いんです。
薄まれば薄まるほど強力になるレメディー。
不思議過ぎる。
でも本当によく効くんです、ホメオパシーレメディーは。
身体的な問題にはもちろん、精神的な問題にもよく効きますよ。
そして、副作用はゼロ!
例え、間違ったレメディーや自分には合わないレメディーを飲んでしまったとしても、副作用はゼロ。反応もゼロ。
自分に合ったレメディーを飲んだときだけ、症状が良くなるという反応を示します。
更に理解できませんよね…
飴玉タイプのレメディーは、ほんのり甘いので、子供には大人気。
錠剤のように飲み込むのではなく、舌の裏側に乗せて、溶かしていくので、飴をなめているような感じですね。2ミリ程度なので直ぐに溶けます。
新生児にも問題なく使えます。
ホメオパシー治療法は、コンサルテーションが60~90ドル(ホメオパシー治療士の腕によります)程度で、レメディー自体が小さなボトルで10~15ドルと、お安めです。(だって、レメディー作るのに、原料1滴しかいらないし、後は全部水だしね。)
自分の体の癖や、よくなる症状を認識している人なら、その症状で自分に合ったレメディーを常に持っておくと便利です。
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